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ザ・プロム
2020年12月11日公開

ザ・プロム

THE PROM

1312020年12月11日公開

重村牧男

5.0

ところで、“ZAZZ”っていったい何?

ネトフリ映画も小さい画面ではなく、 大きいスクリーンで観たい派なので、いつも映画館上映を必ず待ちます。 パンフがないのは残念ですけど。 さて大尊敬のメリルおば様はじめ、豪華キャスト目当てで観にきたこの映画。 しかし、一番魅力的だったのは主人公エマ。 率直で素直なヒロインを演じ、まっすぐに強く張りのある声で曲を歌い上げます。 下手するとアン・ハザウェイみたく嫌われキャラになりかねないが、 映画の中でキラキラした魅力を放ちます。 あとはダンディな校長先生が気になった。 あんなミュージカル好きなストレートはいないでしょ(笑) 私もミュージカル好きなので、どうしても点数が甘くなってしまいます。 ニコール・キッドマンも、出ずっぱりなのに脇に徹して控え目でいい。 ジェームズ・コーデンも泣かせる。 そもそもゲイがカミングアウトできないのは、 いじめられっ子と似た心境で、親を悲しませたくないからできないんです。 そんな優しい人達は、ずっといい子を演じなければならない。 偽る事に疲れて自ら命を絶つものも少なくない。 仮にアウトすれば、それはそれで世間はうしろ指をさす。 あとマッチョないじめっ子チアガールも気になるアクセント。 (『キャリー』で言うなら、ナンシー・アレンの役どころ ) 更に「Kマート」や、 昔のドラマをよく再放送している等の、 アメリカ田舎小ネタもクスッと笑えた。 生々しい『アデル、ブルーは熱い色』もそれはそれでいいが、 今回のようなミュージカルであれば安心印で観られる。 (ベスト10、音楽賞、主題歌賞、衣装賞候補)

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