作品レビュー(35件)
- nek********
1.0点
こんなに退屈な映画は久しぶり。お陰で昼寝ができました。
- tos********
3.0点
1940年代のフロリダ。長い服役生活を終えたアル・カポネは屋敷で妻メエと平穏な隠居生活を送っていた。そんな彼をFBIは監視し、隠し財産を探り出そうとしていた。しかし、カポネは脳梅毒の影響で認知症が悪化していた。 単純に「カポネ」と言うタイトルであれば、暗黒街の帝王だった前半生も詳しく描くべきではないかと思います。この作品の場合、「カポネの惨めな晩年」のようなタイトルにすれば、評価ももう少し良かったのでは。48歳で死んでるのか、昔の梅毒は怖いです。
- das********
3.0点
ネタバレ人間の最期
このレビューにはネタバレが含まれています。 - つとみ
4.0点
痴呆症を患った人の視点で描く疑似体験という意味で、アンソニー・ホプキンスがアカデミー主演男優賞を受賞した「ファーザー」と似たような作品だ。 彼らの見る真実か幻覚か、または錯覚か、虚と実の見分けがつかない、そんな悪夢の世界にはまり込む恐怖に似たものを描く。 「ファーザー」が4点あるのに対し本作が2点代なのは観ている層の違いかなと思う。これが面白くないなんて理解できてないにも程がある。ちょっとアレな感じのレビューも多いようだしね。 「ファーザー」と本作の一番の違いは主人公がアル・カポネという特殊な人物であるというところだ。 普通は目の前に見ず知らずの人が現れたら「お前は誰だ?」となる。 しかしカポネの場合は、思考がしっかりしていたときでさえ、名前も知らない見ず知らずの人々に囲まれて生きてきたため、本人が違和感を感じることがないのだ。 初めて見る男が親しげに話しかけてきても、初めて見る女がすり寄ってきても、それはカポネにとって日常だった。つまり、例えば自分の妻が分からなくなっていたとして、彼女が自分を介抱していてもカポネにとっては理解の範疇ということになってしまうわけだ。「お前は誰だ?」になりにくい。 家族も家族ではない者も、更には本当に名前もわからない者も屋敷に出入りしていて、痴呆症によってわけが分からなくなっていることさえ理解出来ていない状態なのが面白い。 それは観ている私たちにも仕組まれている。見せられているものがカポネの視点である以上、真実か幻覚か見定められないのだ。 目立ったシーンの一つとして、バーボンを「ダチに飲ませる」と言った瞬間の衝撃はなかなかだったね。そこからはもう転げ落ちるように面白くなっていく。 ハッキリしない意識の中でカポネが気にかけたものは、手にし隠した1000万ドルではなく、これまでに失ったものだった。ネタバレになってしまうのでそれが何かは書けないが、2つある。 生者はあるかないか定かではない1000万ドルを気にかけ、死期が近く意識がハッキリしないカポネは手にできなかったものを気にかける。 ここにきてまだ欲する強欲さを表すのか、失ったことへの後悔を表すのか、または近親者への愛を表すのか。 もしかしたら、ただ単に何も得られなかった、何も残らなかった男を描いたのか。少なくとも、人参を咥え、オムツにガウンで金ピカのトミーガンを乱射する姿には悲しみしかない。
- dkf********
2.0点
評判が悪いことを承知で鑑賞してみたが、評判通りのつまらなさに納得だ。 まずもって製作意図が全くわからない。伝説のマフィアの大ボスの哀れな晩年の話など誰が興味を持つというのか。こんなのただの痴呆老人の介護映画でしかなく、このプロットがウケると考えて映画化したスタッフ陣のセンスを疑う。 とにかく全編通じて面白いと思った瞬間が全くなく、ボケたカポネがオムツ姿でトミーガンをぶっ放すシーンが最大の見せ場とはあまりにショボすぎる… トム・ハーディ自身は熱演しているとは思うが、こんな作品であんなガチ演技はちょっともったいなく、むしろ出演したことが彼のキャリアに泥を塗ったかもしれないのは気の毒な限り。 本当は★ひとつでもよい出来だが、ハーディに免じて★ふたつ。
- 隆橋本
1.0点
何だ? この映画は? 最近観た映画の中で一番つまらない。 時間の無駄だった。 観る価値全くなし。
- sna********
2.0点
アル・カポネは魅力的なギャング、帝王まで上りつめるまでがすごく面白いのに、これはあえて現実なのか幻想なのかはたまた悪夢なのか、晩年のカポネを描いてますが、何が言いたいことなのかさっぱり… 見つからなかった1000万ドルの話をしたかったのか。 それにしてはラストが突如としてきて終わるというひどい駄作。 アル・カポネに失礼な作品でした。 老いた失態まで描くこともなかろうに。こんな映画見るならマーティンスコセッシのエンパイアというドラマのがよほど若いアル・カポネがうまく描かれていて面白かった。 トムハはよくこんなシナリオで出演したなと。演技はさすがだが、葉巻を始終加えた演出もやりすぎ!
- bat********
2.0点
ネタバレ混沌としたカポネの精神世界
このレビューにはネタバレが含まれています。 - ant********
1.0点
オープニングとエンディングロールは題名に似合った重厚感かましながら本編はまるで無意味な作品でした。。 なぜこれだけのビッグタイトルで延々と痴呆老人の生活を描写するのか。 折り込むエピソードも意図不明でストレスが溜まりました。 トムハーディ痛恨の黒歴史作品。
- ミフネ
2.0点
ただ、たた退屈。生活を定点観測をしているかのような映画。
- oce********
2.0点
アル・カポネは幾度も映画化されてきたので違うアプローチが必要とばかりに、刑務所から服役して出てきた晩年のカポネを描く。 もはや覇気も失せており、梅毒のため幻覚に終始悩まされる日々。 それをFBIが演技とみなしており、隠した大金をどこかと責めたてる。 カポネの違う面が見られると思っていたが、ほとんどイメージ通りな人物像であり、幻想シーンが思ったよりも長い。 そんなに長引かせる必要が見当たらないし、それによって間延びするシーンがかなり多い。 演じるトム・ハーディは流石だけど、ほとんど動かないキャラになっているので、これでは起用そのものが勿体ない印象。 これならギャングをやっていた全盛期を見せてほしかった。
- kad********
1.0点
【賛否両論チェック】 賛:隆盛を極めたはずの主人公が、壮絶な過去故に壊れていってしまう様を通して、その生涯のもの悲しさが際立っているよう。 否:サスペンス要素はほとんどないので、思わず拍子抜けしてしまいそう。グロシーンや怖いシーンもあり。 全盛期の面影が消えてしまった伝説のギャング、アル・カポネ。本作ではその晩年が淡々と描かれていきますが、 「彼の病気が、果たして本物なのか、それとも演技なのか?」 といったようなサスペンス要素は驚くほど少なく、期待して観ると拍子抜けしてしまいます。 そこで明らかになっていくのは、波乱に満ちた過去に囚われてしまった、哀しい主人公の姿です。それでも必死に寄り添おうとしてくれる妻・メエの存在も、またどこかもの悲しさを際立たせているようです。 R15+指定であることからも分かるように、グロいシーンがかなり多めなのと、ホラー映画のようなシーンもあったりするので、好みは極端に分かれそうな作品ではありますが、気になった方は是非。
- kko********
3.0点
実は、今年初めてお金払って映画を映画館で見に行きました・・・・ 本作品、アメリカのギャング大御所アル・カポネの晩年を描いた作品ですが・・・・ 正直、半分は本当で半分は想像なんだろうと・・・・ 内容は何とも言い難く・・・トム・ハーディの演技だけが光ったいる作品かな・・・ 見方を変えると、お金が有っても幸せとは言えないし、お金があり過ぎるのも考えものだね・・・・ 正直、本当にアル・カポネって晩年ああだったのかね・・・・ アル・カポネのお話ではあるが、ギャング映画ではないし、派手なシーンは殆どありません。 昔の記憶から来る夢の中や認知症を患っての機関銃を撃ちまくるシーンは圧巻だけど・・・・ 私的には、正直、描き方なのかテンポが合わないのか・・・期待していたんだけど何も残りませんでした。
- miy********
2.0点
題材がきつい。トムは頑張ってるけど。もやもやしたまま、終了。
- bakeneko
5.0点
ネタバレカポネ大いに漏らす
このレビューにはネタバレが含まれています。 - to1********
3.0点
トム・ハーディ特有の唸り声の散発が認知症を患った晩年の姿にハマってた リンダ・カーデリーニ、グリーンブックでの好演が記憶に新しいところ 個人的には好みなので(笑)、この人が拝めるだけで見た甲斐はありました ギャングスターの最晩年にフォーカスしてるので、派手な活躍は皆無、周りが手を焼く奇行の数々をひたすら見せられます 硬派な伝記物を期待するとがっかりするかも
- hap********
1.0点
私には、リアルすぎて困りました。何故何回もお漏らしをさせなければならないのか、認知症と言えばオムツにお漏らしはわかりやすいですが。でも一瞬一瞬は、何か通じ合えるところはあるのかな、と思いますし、描きたかった事はなんなんだろう、と。やっぱり分かりません。親族達が、一生を無為に過ごさざるを得ないのは分かりましたが。なので、残念ですが、最下位評価としました。
- wxj********
2.0点
このレビューにはネタバレが含まれています。 - voifvolf
2.0点
晩年のカポネを描いた作品。病気により認知機能も低下していたカポネの虚実入り乱れた光景を見せられる。カポネ自身は疑心暗鬼に苛まれて錯乱状態に陥る。隠し子や隠し財産を巡りざわつくが結局ぼやけたまま(史実でも解らないまま)。 史実のアル・カポネへの思い入れがどれだけあるかでこの映画の見え方も変わってくるのかもしれない。自分にはあまり響かなかった。 少し思ったのが、ギャング映画向けの発声なのかもしれないがトム・ハーディとマット・ディロンのような低くしゃがれたダミ声を出す渋い俳優が日本にももっと居たらいいのに、と思った。
- koi********
4.0点
伝記と言っても、暗黒街を仕切っていた頃の話や服役中の出来事などはそっくり省かれ、多分大多数の人が知らない最晩年だけに焦点を絞った伝記なので、へえ~そうだったんだぁという驚きと、廃人寸前のカポネを2時間延々と見せられてビジュアル的にかなりしんどかった。トム・ハーディといえば「マッドマックス」とか「インセプション」とかが挙げられるけど、ワタシ的にはほぼ一人芝居の「オン・ザ・ハイウェイ」が印象的に残ってますね。本作のような汚れ役も完璧にこなせるんだから、やっぱり達者な俳優なんですね。次作はアクションとかじゃあなくてシリアスで深みのある人間ドラマを演じてほしいなあ。