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約束の宇宙(そら)
2021年4月16日公開

約束の宇宙(そら)

PROXIMA

1072021年4月16日公開

j9i********

4.0

ESAの全面協力を楽しむ

野口さんの帰還を祝して、というわけではありませんが(野口さんおかえり!)、宇宙へ行くお母さんの映画を見に行きました。 全体的にすごく良かった、と言いたいのですが・・・ 先ずは良かったところから。 ドキュメンタリー的に、とにかく映画のハード部分は文句なし。ESA(欧州宇宙機関)の全面協力ですから。アメリカ映画では出てこない部分がたんまりで、アメリカ ヒューストンとは異なる姿を見たい人は必見だと思います。 宇宙の展示施設やフランスでの訓練シーンから星の街(ロシア)の門をくぐるところ、星の街の訓練所の姿、訓練行程、そのあとのバイコヌール宇宙基地。寝泊まり部屋もご開帳。 メディアさんたちが全員マスクと白衣の取材シーンなどちょっとシュールで笑えます。 それと、実際の取材の一例を組み込んだのかは知りませんが、主人公の娘に、組織の人が説明をするシーンがありまして、小さな子供にこんな言い方しないといけなのか、と驚きました。主人公は後で抗議するのですが。そりゃ子供を怖がらせるようなこと言われたら親は怒るよなぁ。でも子供相手でもきちんと伝えるべきことを包み隠さず伝える精神は欧州らしいなぁとは思いました。 飛行士の家族へのサポートについても興味深く知ることが出来ます。 梯子を外された気持ちになったこと。 母娘の物語も良かったです。 ところが、最後の最後で、え、ということをするんですよ。ママが。 チームの安全より娘とっちゃうんです。 そしてそれをばっくれたまま宇宙飛んでいきます。 えーー〜って気持ちになっちゃいました。 本当は一番の感動シーンなんだと思いますが、私は全く感動するどころか、今までの満足感を返せって思いました。 この人に命任せられないって。 そして、邦題が神秘的な原題の「Proxima 」から約束の宇宙という変な邦題に変えた理由も察しました。 ここのトホホが違っていたら星5個にしたのになぁ。 エンディングに、宇宙へ行った女性たちが家族写真で登場します。リスペクトを感じます。 日本も、いちいち「女性」宇宙飛行士と言わない社会になって欲しいです。 (余談) 月の障りのとき、無重力状態で体はどうなるんでしょう。ちゃんと外に排出されるのでしょうか。タンポン積み荷に入れときますねって打ち合わせで考えちゃいました。確かにタンポンじゃないとダメだとは思うのですが。

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