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返校 言葉が消えた日
2021年7月30日公開

返校 言葉が消えた日

返校/DETENTION/DETENTION

R15+1032021年7月30日公開

talkingdrum

3.0

ネタバレゲームの雰囲気を継承

ツイッターで流れてきて興味が湧いたので見ました。元ネタがゲームということで、返校を検索するとユーチューバーがゲームが終わるまでやめない動画をUPしていたので事前に視聴。昔、ヒューマンというゲーム会社が出していたホラー作品「トワイライトシンドローム」を思い出しましたw で、映画は中国共産党に敗れた蒋介石率いる中国国民党が台湾に逃げたのは歴史で習ったので知ってはいたんですが詳しい台湾の歴史は知らないのでイマイチ状況が呑み込めません。なんとなく国家の反体制派を黙らせるべく国による思想統制の為に禁書を行っているというのは分かります。国民党ですから共産主義の本がダメなのは分かりますが詩集なども禁書なのでどういう統制管理の仕方なのかは分からないので勉強が必要。 wikiで調べると白色テロ時代をベースにしていると記載があるのでそれらを知るともっと楽しめる模様。知らないで見た自分としては、男性教師に恋心を寄せる女生徒が女性教師と仲がいいのを嫉妬して、禁書の読書会を主催していた男性教師をハメて別れさせようとしたら銃殺になってしまい後悔すると言うモノ。ゲームとの違いはゲームではいきなり廃校舎のような学校で主人公が目覚めるところから始まり、移動では廊下に捕まると殺される亡霊や映画でも登場した提灯を持った細身の大男(これも捕まると首を絞められ殺される)をかわしながらアドベンチャーシナリオを進めるんですが、映画では冒頭から学校の歴史的状況説明が入れられて、台湾の歴史を知らない人が見ても後に語られるストーリがわかるようにしつつ、ゲームの世界を忠実に再現しています。ちなみにこの映画の30年後の世界(映画では1962年なので37年後)を描いたノベライズ「返校 影集小説」(角川ホラー文庫)では1999年の翠華高校は未だに禁書を行っていてジョージ・オーウェルの「1984」が禁書になっている事が書かれています。この小説では映画で主役のファン・レイシンが悪霊?として登場し、主人公のユンシャンに憑りつきます。また、レイシンの過去も描かれるので映画のノベライズ的な印象もあるので、映画を見て分かりずらかった人にはお薦めで、主人公とレイシンの問題も解決する内容になっています。ただし、登場する場所や人物名が漢字表記で読みが中国読みなので、(例:翠華=ツエイホア)読みの記載部分を書き出すとかしないと読み進めるのに苦労しますw 映画も小説も恋愛感情のもつれが「返校」のメインストーリーだと思います。

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