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返校 言葉が消えた日
2021年7月30日公開

返校 言葉が消えた日

返校/DETENTION/DETENTION

R15+1032021年7月30日公開

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5.0

一口寸評

ホウ・シャオセン『悲情城市』(89)、エドワード・ヤン『牯嶺街少年殺人事件』(91)。 二本の傑作と同じ「白色テロ」時代が背景。 新しいのは、原作が台湾のホラーゲームであること。 監督は、日本文化をこよなく愛するゲーム世代、その長編デビュー作だ。 1962年、学校の机の上で目を覚ました女子高生ファン(ワン・ジン)は、好きな先生や後輩の男子生徒とともに、荒廃した校内に閉じ込められたことを知る。 彼女以外は、当局が読むことを禁止している書物を校内で隠れて読む、「読書会」のメンバーだった。 当時の台湾の独裁政権は、40年間、国民に相互監視と密告を奨励していた。 そもそも自国の黒歴史をゲームにする発想が凄い。 血腥くデモーニッシュな映像が7割方。 締め括りは、自由を得た後に知る男女のピュアな愛。 鮮やか。 評価は4.5★。

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