作品レビュー(3件)
- bakeneko
5.0点
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このレビューにはネタバレが含まれています。 - toy********
4.0点
ミュージカルの歴史的ムービーとして鑑賞しました。 Golden Age of Broadway(ブロードウェイ黄金期)は1943-1965年頃だそうですが、その少し前の映画ですね。 ガーシュウィンの曲が光ります。 ラグタイムがショー・ビジネスに取り込まれ、映画となったのは舞台よりやや遅れてからでしょうか。音楽はスイングとして発展し、ミュージカルは高い完成度だなと思いました。 内容について。正直ストーリーはまあ二の次なのかな、と。 その中でとにかくコメディ、歌、踊りとエンタメに徹した作りだった感じがしました。ジョージ・スティーブンス監督を追いかけて時代を下っている最中に本作に出会い、初期はミュージカルも手がけていたのだな、と。 見所は色々ありましたが、ジョージとグレイシーの夫婦漫才が凄い印象に残った。最初はグレイシーのコテコテのボケにやや食傷気味でしたが、彼女のキャラに慣れてからは、あ、この人日本に生まれてても凄い人気出たんちゃうか、と。 芸風的にアメリカンコメディアンというより、大阪芸人という感じがしました。 夫婦で長期にわたって人気を博していたようですね。 何と言うか、やはりアメリカの早い時代からの豊かさ、華やかさを感じた作品だったなあ。
- みゅう
5.0点
レンタルして鑑賞したくても、どこにも置いてなくていつまでたっても見ることが出来ないこの作品です。 しかし、ユーチューブにはこの作品の中の歌がいくつかアップされており「A Foggy Day」「Things Are Looking Up」などが楽しめるのでありがたい。 先日ユーチューブで「Things Are Looking Up」を聞いているときに、あまりに鮮やかなウッド・ベースのラインが耳に飛び込んできたので驚いてしまった。戻し忘れたせいか、自分のパソコンの外付けスピーカーのBassレベルが最大になっていたのが原因だった。 しかし、その迫力は、どちらかというと無名に近いこの曲からは想像できないほど美しいものだった。 この曲に限らずアステアを取り巻いていた音楽家たちの才能には、ただただ畏敬の念を感じるばかり。 作曲のジョージ・ガーシュウィンはこの頃すでに頭痛に悩まされていたそうで、1937年の同年、この作品の公開を待たずに急逝してしまった。もったいないにも程があります。 ミュージカル映画の歴史を振り返れば振り返るほど、今から77年前の段階で、これほどの高みにまで昇りつめていた音楽が、時代が経つに連れ、どうしてこれほどまで落ちてきてしまうのか不思議でならない。 時代が違う…とか好みの問題…とかで解決できる人は、ホントお幸せな人です。 「レベッカ」や「断崖」で清楚な美しさを見せたジョーン・フォンテーンがアステアのお相手役。ホント汚れなきお嬢様という感じ。ただ、踊りはまるで苦手だったようでスタッフを大いに悩ませたそうだ。 「シェーン」「ジャイアンツ」「陽の当たる場所」のジョージ・スティーヴンスが監督していたというのも、ちょっと驚き。もっとも、アステア・ロジャースの「有頂天時代」も監督していたからハート・ウォーミングなミュージカル映画づくりもお得意だったようです。
スタッフ・キャスト
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受賞歴
アカデミー賞第10回