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キル・チーム
2021年1月22日公開

キル・チーム

THE KILL TEAM

PG12882021年1月22日公開

bat********

3.0

ネタバレ正解と逃げ場がない戦場の中の戦場

2010年にアフガンで起こったアメリカ兵による市民殺害の実話をベースにした作品。 戦場は理性が通じない世界であると、今まで数多くの戦争映画でも描かれてきた。 戦場とは理性があったら生きていくことが難しく、理性がなければ生き残れる世界なのだろうか? 分断の結果、あちら側とこちら側に分かれて行われる争い。 そのどちらもが、それぞれの正義を掲げ、そしてそれぞれの愛する人を守るために戦う。 軍曹と新兵、それぞれの生き方の対比に、そのことが投影され、観るものに訴えてくる。 それにしても、軍隊というところは一つの目的のために同化を強制せざるを得ない組織なんだなぁと改めて感じた。 新兵の主観カットを中心に、アングルやカット割りは緊張感があって、戦闘シーンを派手に見せるわけでもないのに、現代の戦場の臨場感を感じさせられた。 脚本も演出も予想を裏切る方向に向けられていたが、最後の締めは少し凡庸に感じたかなぁ。 無実の市民を殺害した戦友が語る、良心の空砲のエピソード。 話自体が興味深い上に、キチンと伏線になっていて、恐ろしかった。

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