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リトル・ガール
2021年11月19日公開

リトル・ガール

PETITE FILLE/LITTLE GIRL

852021年11月19日公開

mas********

4.0

リアル「ぼくのバラ色の人生」

フランスって、性同一視障害に冷たいのね。 ずいぶん前の「ぼくのバラ色の人生」の子も、最終的に髪を切られ男の子の服装を強いられて終わり、「トムボーイ」では、男の子でひと夏を過ごせたが日常に戻るため、ワンピースを着せられて遊んでいた子たちに触れまわされるという拷問で終わる。ともに、わずかな希望は描かれていたが。。。。 ベルギー映画だけど「Girl/ガール」は今回のサシャと状況が似ている設定であったね。 寛容であるべき、多様性を貴ぶべき教育者たちが一番理解がなくって驚いた。 多分、ほかの生徒たちとの兼ね合いがあり保守的にならざるを得なかったんだろうけど、あまりにも冷徹であると思った。 大人たちの不寛容は、子供たちに普及し今までそんなこと気にもしなかった子たちまでが大人の真似して意地悪になってしまう。 どんどん、居場所が窮屈になり息苦しくなっても、ママが悲しがるとあまり声を出さないサシャ。 声を立てずに泣く子供の姿は痛々しい。 フランスでも地方のほうだからかしら? パリなら違うのかしら? フランスって、男は男、女は女というカテゴリーでの考え方が強いのかしら? トランスジェンダーには優しくないのかしら? 個人主義の国なのなーと思ってしまった。 挿入される静かな音楽がまたよかった。 「亡き王女のためのパヴァーヌ」が流れて泣いちゃったよ。 サシャの未来がバラ色になりますように! 願わずにはいられない。

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