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上映中

竜とそばかすの姫 (2021)

監督
細田守
  • みたいムービー 745
  • みたログ 3,709

3.70 / 評価:3327件

考えを纏めるために書いてるので長いです

  • nax******** さん
  • 2021年7月23日 1時29分
  • 閲覧数 1067
  • 役立ち度 87
    • 総合評価
    • ★★★★★

歌のシーンはどれももれなく良かった。アニメでこんなに歌うシーンをリアルに描けるんだと驚く。全ての曲で感動して心奪われた。中村佳穂さんと言うミュージシャンがこの世に生まれてくれてありがとうと言いたいし、中村佳穂さんと言う本物の音楽をやっている人を起用してくれて細田監督ありがとうと言いたい。
映像、音楽は映画館で見る価値あり。心震える歌声。

曲のシーンは5回くらいあるのかな?そちらを丁寧に描いている分、ストーリーはやや駆け足になってしまうのかしょうがないのかな、
音楽が少なくてストーリー重視なるか…どっちも取りで2時間におさめるのはやっぱり難しいんだろうなぁ。
自分がストーリー展開として唐突に感じたのは、他の人もレビューで書いてるのと同じように2点。Bellが竜に興味を持つシーンと、恵くんのお父さんがすずに恐れをなして逃げるシーン。観てる側はつい、ストーリーの全部を解るように伏線回収してほしいってつい思いがち…
細田監督はここの部分は見てる側が行間を読み取って欲しいと思って作ったのかな、それとも観てたら伝わると思って作ったのかな、気になる所。

映画作品として見てる側が楽しいパターンは、前半冴えない主人公が後半ミラクルを起こしてくれる話(いわゆる起承転結かハッキリしてる、サマーウォーズのような)
けどこのお話は、かなり最初の方に主人公のすずがBellとして成功する。そこから話が始まるような感じ。この時点で上記のパターンに当て嵌まるストーリーでは無いと言うこと。
そして、Uの仮想世界の世界観を観てる人に分かってもらう、すずのいる現代の背景を分かってもらう、そしてすずの母親が死んでしまった過去も…となると伏線を全て回収するのは至難の技なのかも。

細田監督のすごい所は自分の描いた世界、Uの世界観をあそこまで映像化した事。
きっとその世界観で期待値が上がりまくってしまうのかな。

いくら世界観と映像と音楽が素晴らしくても、観てる側が映画に求める物としてストーリーの占める割合が大きいなら、賛否両論の否の方も出ちゃうんだろうなぁ。

見方を変えれば、今までの細田作品でこんなに音楽にスポットを当てた物があっただろうか?つまり細田監督は新しい物に挑戦した事になる。新しい物に挑戦するってすごく勇気がいるよね。失敗もあるだろうし。きっと細田監督はあれもやりたいし、これもやりたいって事がたくさんあるんだと思う。素敵な歳の取り方だなぁ。


個人的にはすずが恵くんとくっつくのか、忍くんとくっつくのかが気になった笑
恋愛脳は良くないと分かりつつも…笑

映画の最初、Uの説明ナレーションで「 新しい自分を始めよう、新しい人生を始めよう」みたいな事流れて、最後にもまた同じようなナレーションが流れるんだけど、多分最初流れた時の示唆する意味合いと、最後のは全く意味が違うんだと思う。

すずは最初、PTSD並の症状を患ってるくらい毎日が辛そうなのに、最後には自分の本当の姿のまま恵くんに信じてもらうためにめちゃくちゃ大勢の人の前で歌って、恵くんを単身助けに行くようになる。つまり生きるのが毎日辛いような日々を送ってた人が、誰かを助けようと思えるくらいになる。これって劇的な変化だと思う。ネットの世界も関わってるけど、本当に変わったのはリアルのすず。その過程を描きたかったんだろうなぁ。
誰かの為なら人って強くなれる。ネットの世界でアンチ活動して批判的なコメントするよりそっちの方がよっぽど生産的だよね…。

長くなったけど、多分1回観ただけじゃ全ては理解出来んだと思う、作り込みも凄いし、3回くらい観て、原作も読んで、ようやく8割くらいスッキリする感じなのかも。

詳細評価

物語
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音楽

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