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上映中

竜とそばかすの姫 (2021)

監督
細田守
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  • みたログ 7,407

3.75 / 評価:6477件

細田守版「美女と野獣」

  • abem0620 さん
  • 2021年7月16日 17時58分
  • 閲覧数 2289
  • 役立ち度 283
    • 総合評価
    • ★★★★★

有名なディズニー映画とはまた違ったテイストの、現代的な「美女と野獣」を楽しむことが出来ました。

 現実の世界とネット上の仮想世界がパラレルに描かれて物語が進行します。誰もがアバターを持ち、ネットで匿名で日々を送っています。そのネット上で美声で一躍有名になる「そばかすの姫・ベラ」。そしてその世界をかき乱すという謎の「竜」。実際にいまの現実世界とネット上の世界でも似たような状況かもしれません。

 主人公の女子高生すずの住む町は高知県伊野町だったのですね。高知市内に電車で通っているようです。四万十川の沈下橋やカツオたたき、「土佐文旦」のロゴも登場します。何度か旅したことがあって懐かしく拝見しました。また聖地巡礼で訪ねる方もたくさん出てくるんでしょうね。
 その高知の豊かな自然が相変わらず、細田守的な鮮やかで瑞々しさで描かれています。緑の樹木や水も感触も。雲も。 

 それとは対照的な、無味乾燥なインターネットの仮想世界に挑んだのは、細田守のチャレンジでしょうか。ネット世界はどうしても味気ないものになってしまいがちですが、物語が走り出すと、がぜんスターウォーズのように見えてきます。
 「そばかすの姫」というキャラクターが美しいですね。彼女の声と歌も魅力的でした。彼女の存在あってこその、この作品なんです。

 肉親の死や家庭内暴力など大人社会の問題も現実の社会には当然ありますから、それらを物語の要素として取り入れることは必至でしょう。

 監督は新境地に挑み、世界進出を狙ったようですが、相変わらず心がキュンとする、たいへん心地よい読後感でした。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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