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テスラ エジソンが恐れた天才 (2020)

TESLA

監督
マイケル・アルメレイダ
  • みたいムービー 96
  • みたログ 102

2.88 / 評価:84件

奇抜で刺激的な演出に戸惑ってしまう

  • wxj******** さん
  • 2021年4月1日 19時39分
  • 閲覧数 882
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

ローラースケートをしているテスラで始まる、奇妙なオープニング。
後のスポンサーとなるモルガンの娘、アンが語り部となって展開していく。

時は9年前に遡り、1884年、憧れのエジソンのもとで働き始めたテスラ。
だが、直流か交流かで対立し、エジソンと決別する。

エジソンは傲慢でいけ好かない、今作でもとっても嫌な奴。
アイスクリームをぶつけ合う場面は、虚構というか脚色のようだ。

アンがこの時代にネットで検索しているなど、随所であれれ?という演出。
時々カメラ目線で語りかけてきたリ、アンの客観的な目線で語られる。

今作は、テスラの功績、人となりと半生を忠実に再現した伝記モノだが。
映像など色んな仕掛けがあり、不思議な演出の数々が現代の御伽噺のよう。

孤立したテスラは、実業家ウェスティングハウスと手を組む。
シカゴ万国博覧会でエジソンを叩きのめし、電流戦争に勝利する。

電流戦争のエピソードは、「エジソンズ・ゲーム」でも描かれた通り。
色んな実験の様子云々も、事前にある程度知っていたので良かった。
初の死刑囚に施す電気椅子のエピソードも、やはりありました。

次々と発明をし、時代の寵児となったテスラはアンと出会う。
アンとの交際?交友?も不思議で、付かず離れずというか妙に距離がある。

テスラは不器用で社交性が無く、繊細で物静かで潔癖症な変人。
激しく感情を見せる事は無いが、内に秘めたる情熱と信念は感じさせる。

イーサン・ホークが、風変わりで地味なテスラを抑えた演技で演じている。
彼目当てで鑑賞した部分もあり、シブイ姿を楽しむには良かったが。
どうにも盛り上がらないというか、退屈で面白くない・・・。

大財閥モルガンから莫大の資金を得て、今度は無線の実現に挑戦する。
場所が変わるともろに合成の場面になり、奇妙な映像を楽しむところなんだろうが。
光の点滅が激しい場面とか、ずっと直視するのが辛かった。

テスラは研究一筋で没頭し、やがて実業界や社交界と不協和音を立て始める。
コミュニケーションがうまくないテスラが、必死であちこちと資金交渉。
研究には先行投資が必要だが、かなり資金繰りが苦しかったようだ。

華やかな成功を収めた偉大な発明家でも、実際は孤独で苦労と苦悩の連続。
天才ゆえに発想がぶっ飛んでいて、異端児扱いされ追い詰められていく。

テスラの84年から90年代までの活躍ぶり、技術などは忠実に再現している。
仕事と生き方を詳細に描く一方で、虚構をねじ込んでくるので惑わされる。

唐突で奇抜でトリッキーで、温度差に戸惑うというかついていけない感じ。
遊び心だと楽しめるかどうかで、かなり評価が変わってくるような気がする。

しまいには歌いだしちゃって、唖然というかさすがに可笑しかった。

彼の晩年、死に際に至っては、アンの語りのみでさらっと終わるのだが。
淡々としていてドラマティックなことはたいして起こらず、地味ー。

テスラが成功を収めて頂点を極め、やがて転落して人生に敗れていく様は切ない。
ミステリアスな孤高の発明家に迫る、伝記モノでありヒューマンドラマ。

イマドキと融合しながらの刺激的な演出でしたが、イマイチツボが合わず。
イーサン・ホークの怪演ぶりを楽しめたのが、救いとなった。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

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