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スプートニク (2020)

SPUTNIK

監督
イゴール・アブラメンコ
  • みたいムービー 16
  • みたログ 9

3.00 / 評価:10件

ハリガネムシみたいなエイリアンだな~

  • bakeneko さん
  • 2021年4月7日 13時38分
  • 閲覧数 274
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

いきなりすみません―“ハリガネムシ”を知らない幸運な人は間違ってもググったり、あまっさえ動画を視ようとしないでくださいね―忠告しましたよ!

リドリー・スコットの名作「エイリアン」と類似した設定を、単なるホラー活劇にせずに“いかにもロシアらしい思索サスペンス”に換骨奪胎した異色作で、エイリアンに寄生された宇宙飛行士を何とか救おうとする女性精神科医の奮闘を、1980年代のソ連の状況を忠実に再現しながら見せてゆきます。

1983年。任務を終えたソ連の宇宙船がカザフスタンに着陸するが、2人の乗組員の内一人は重傷、もう一人のコンスタンチン(ピョートル・フョードロフ)は記憶喪失で収容される。驚異的な回復を見せたコンスタンチンの体内には未知のエイリアンが住み着いていて、夜な夜な宿主を昏睡状態にして外界に出て来ていた。宿主とエイリアンを何とか分離しようと苦心している研究所長:セミラドフ(フョードル・ボンダルチュク)は、型破りの治療法で問題視されている女医:タチアナ(オクサナ・アキンシナ)に解決策を模索させるが…というお話で、
「エイリアン」と異なり、宿主を殺さないで日中の隠れ家にしている宇宙寄生体を、何とか精神分析で分離治療しようとする試みは、「惑星ソラリス」で何度も再生してくる“訪問者”を自身の精神分析によって昇華消滅させる方策と共通の知的サスペンスを生み出しています。
そして、共産党の教条に従う硬直思考パターンや地味でダサい服装、秘密研究所や人権無視の研究姿勢といった“旧ソ連の再現”も見所の作品で、ヒロインや宇宙飛行士の切羽詰まった状況がサスペンスを倍加させています。

ハリガネムシや三尸の虫を連想させるー寄生エイリアンの造形も恐怖感を盛り上げていて、“そういえば”マトリューシカ”って基本構造がエイリアンだよな~(こっちが本家か…)“と思い当たりますよ!


ねたばれ?
1、本作のタイトルのスプートニク:Спутникは、1957年の世界最初の人工衛星となったスプートニク一号以来。人工衛星やロケットの代名詞となりましたが、元来“付随するもの”という意味があって、この映画では宇宙船と寄生者の両方の意味が掛けてあります。
2、こんなエイリアンをどうやって兵器に使う気だったんだ?(宿主から出てくる際に隙が出来ると思う…)
3、「百万本のバラ」(Миллион роз)は、ラトビアの歌謡曲『Dāvāja Māriņa』を原曲とするロシア語の歌謡曲で、ソビエト連邦の歌手アーラ・プガチョワが1982年に歌って大ヒットし、日本でも加藤登紀子が1987年にカバーしてヒットしました。

詳細評価

物語
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