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CUBE 一度入ったら、最後 (2021)

監督
清水康彦
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2.52 / 評価:564件

マイルドにしすぎたCUBE

  • からかす さん
  • 2021年10月23日 15時07分
  • 役立ち度 10
    • 総合評価
    • ★★★★★

オリジナル「CUBE」は後の「SAW」シリーズとともに
閉鎖空間におけるデスゲームの始祖として革新性を持った映画だが
一方で低予算ゆえに画的な弱さや話運びの強引さもあり
決して完璧とはいえない映画なので
リメイクしがいのある題材ではあると言える。

結論から言えば本作は元よりかなりマイルドになっているので
グロが苦手・デスゲーム苦手な方でも比較的観やすくなっている。
さすがにCG技術の発達により全体のルックスは大分良くなっている。
特に膨大なキューブの並びなんかはなかなか豪華だと感じる。
とはいえ色々と言いたいこともあるリメイクだと感じた。

グロ描写は相当弱くなっているし、そもそも死のトラップ自体が
かなり裕度を持って設計されている。
元が死のトラップにかかれば即死級だったのが
割と簡単に隣の部屋に逃げ込めるくらいの余裕さがある。
もちろん邦画基準でのグロ描写制限を落としたというのが最大の理由だろうが
そもそもCUBEの設計思想自体が異なるように感じる。
元が社会の持つ理不尽な暴力性を体現するような設計であるのに対し
本作のCUBEは理不尽さに対する人間の精神の試験装置的な設計であり
サスペンス性は落ちるものの元々の設計思想が異なるのだから
そういう”CUBE”だと理解できる。

最大のダメさは閉じ込められる人の中に子供がいること。
もうこの時点で一人は生き残ること確定なのが
サスペンス感を著しく低下させてデスゲームとしてはとにかく良くない。
ついでに言えば劇中明らかに役割のない人物が一人いて
ソイツも死なないんだろうなあというのが丸わかりなのも良くない。
語り口は丁寧で元より飲み込みやすい、と言えば聞こえはいいものの
ややエモーショナルに寄りすぎていて
こんなジャンル映画で饒舌すぎるのはちょっと好みではない。
この映画で108分は明らかに長すぎる。
元ほど…とは言わないまでももっと突き放してもいいくらいだと感じる。

主題歌星野源はどう考えても人選ミス。
なんでこのジャンルの映画の終わりが軽快なポップスなんだよ。

詳細評価

物語
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音楽

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