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国際捜査! (2020)

THE GOLDEN HOLIDAY

監督
キム・ボンハン
  • みたいムービー 13
  • みたログ 18

4.00 / 評価:9件

韓国の名バイプレイヤー達が南国で大暴れ

  • wxj******** さん
  • 2021年3月16日 17時41分
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

借金の返済に苦しむ、冴えない田舎警察の刑事ビョンス。

10周年となる結婚記念日を迎えるが、貧しい暮らしに妻の不満が爆発。
一度も旅行にも行った事が無い、と激しく泣き叫ぶ始末。

感情表現が激しい韓国らしく、怒って泣き喚く様は辟易するが。
幼い娘がしっかり者で、間を取り持つ姿は可愛くて微笑ましい。

そんなビョンスに職場の同僚たちがカンパを募り、資金を提供。
近々、監査が入るという噂もあり、裏がありそうな雰囲気が漂うが。

家族3人で、人生初の海外旅行でフィリピンを訪れることに。
現地で、観光ガイドになっていた故郷の後輩マンチョルと遭遇。

早くも家族と別行動となり、ギャンブルで稼いで楽しい日々も束の間。
ビョンスは、荷物も携帯もパスポートも、全て奪われてしまう。

さらに、地元の犯罪組織が起こした事件に巻き込まれてしまい・・・。
気付けばいつの間にか、殺人事件の容疑者になっていた。

巻き込まれ型の空回りドタバタ劇となる、よくあるパターンだが。
フィリピンを舞台に、韓国人ばかりが繰り広げるというのが面白い。
韓国を代表する、名バイプレイヤー達が南国に集結している。

しかも、むさくるしいおっさんばかりで、イケメンが一人もいない。
これでちゃんと成立しちゃうのが、韓国映画の凄いところである。(笑)

マンチョルと共に真相を追うビョンスだが、語学力は全くない。
元ボクサーというスキルを生かし、肉弾戦では強いが敵が多くてかなわない。

本来、刑事という後ろ盾があるのだが、他国では全く役に立たない。
刑事のくせに、信頼度ゼロ、武器も何も無いダメダメっぷりが可笑しい。

クァク・ドウォンの、強面だがタジタジでやられまくりの姿が愉快。
刑事魂を燃やすものの、虚しく終る現実とのギャップが楽しい。

そんな中、かつての親友ヨンベが濡れ衣を着せられ収監されていると知る。
ビョンスはヨンベに騙され、借金を追う羽目になった過去が徐々に見えてくる。

ヨンベは、旧日本軍が戦時下の混乱で隠した埋蔵金の在りかを知っているという。
組織のボス、パトリックも、その情報を探りお宝の行方を追っていた。

事件の謎を追うサスペンス要素に、お宝探しの要素まで加わる。
ひしめく陰謀、巧妙な駆け引き、欲望渦巻く男たちの頭脳戦が展開。

マンチョルが雇った助っ人のフィリピン人二人は、対照的にめちゃ強い。
銃にもひるまずに立ち向かっていく無双っぷりが、痛快で爽快。

途中で何度も、ここはフィリピンだぞ!とディスるようなセリフがある。
フィリピンだったら、もはや何でもアリの世界、という感じだった。

なので、ヨンベはなんで出られるの?とか、ツッコミどころはあるけど。
細かい事気にしてたら、駄目なタイプの作品だな、と悟った。(笑)

クライマックスは、埋蔵金を巡って騙し、騙されの駆け引きが続く。
最後に笑うのは誰か、二転三転する予測不能な展開にドキドキ。

なんだかんだあっても、幼馴染である親友の絆と友情は深いもの。
過去の因縁を乗り越え、再び友情を取り戻す、成長と再生の物語でもある。

悪役が分かりやすく、勧善懲悪なラストもスッキリで良かった。

さらにその後のオチは、もはやファンタジーのサクセス・ストーリーだったが。
まあ、夢があって、こんな人生逆転物語があったら最高だね、って事で。

コメディというほど笑えないけど、彼らの顔ぶれだけでもユニーク。
バカバカしくてくだらない話だが、フィリピンを舞台に大暴れしているという。

地味なおっさんたちの必死の活躍ぶりを、温かく見れば楽しめます。(笑)

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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