4.0点
加齢のためか、近頃、書くのが滅法界億劫になってきたので、要点のみを記す。 あらすじは、横着をして、WOWOWの解説の次のとおり。 『カフェのアルバイト店員として働く、アラサーの女性キャシー(キャリー・マリガン)。 実はかつては優秀な医大生で、明るい未来を約束されていたものの、ある不幸な事件をきっかけに彼女は医大を中退。 今では夜ごとバーに出向いては泥酔したフリをして、彼女に近寄って来る男たちに思いも寄らぬ罰を下す、奇妙な行動を繰り返していた。 そんなある日、かつての大学のクラスメイトで今や小児科医となったライアンが、カフェを訪れてキャシーと再会し……。』 ライアンはキャシーに猛アタックし、しかも彼は誠実そうだったので、キャシーも気持ちが傾き始めるのだが……。 その前に、医大生時代のある不幸な事件に触れておくと、キャシーの友人のニーナが男子学生にレイプされたものの、双方ともに酔っていたこともあり、有耶無耶に処理されて闇に葬り去られてしまったのだ。 キャシーは学部長の許に抗議に行ったが、学部長は「前途有望な青年の未来を潰す訳にはいかなかった」と宣うのだ。 それに対してキャシーは、「前途有望な女性はイイわけ?」と切り返しながら、学部長の娘を男どもの毒牙にかけるべく罠を仕掛けたと嘯くのだった。 学部長の慌てようったらありゃしなかったな。 そんなこんながあって、今度は、学生時代にはぶりっ子で今や幸せの家庭生活を築いている女性を罠に誘い込み、その女性の悔恨を煽り、ある動画をせしめることに成功する。 その動画には、ニーナのレイプ事件の一部始終が映されていた。 レイプした本人は勿論、それらを茶化している男子学生の面々までもが映し出されていた。 その中にライアンもいたので、キャシーの傾きかけていた思いも一遍に冷め切り、ライアンを問い詰めると、俺は遣ってない、見ていただけだと弁解するのだった。 で、キャシーはその動画を公に晒すと脅して、レイプ野郎が結婚前夜のバチェラーパーティーを開いていることを聞き出して、ナース衣装を纏った出張ストリッパーとして出向き……鉄槌を!……といった内容だ。 ラストはスカッと遣っ付けて幕引きかと思ったら、思わぬ展開が繰り広げられたので愕然とした。 寂莫感に包まれつつも、傍観者も含めて生涯にわたって苦しみを味わわせるためには、ベストな終幕かもと思い直し、また、キャリー・マリガンのコケティッシュな衣装にも魅せられたので、非常に見応えありの3.8点といったところかな。 (メモ パスワードを忘れてトラブってしまったので、新たに開設した。 旧(fg9)レビュー数:4100件、新レビュー数231件目)