あらすじ・解説
田中良子(尾野真千子)は生きづらい世の中で逆風にさらされながらも、13歳になる息子・純平(和田庵)の前では胸に抱えた哀しみや怒りを見せずに気丈に振る舞っていた。一方の純平も、屈辱的な出来事に耐えながら母を気遣っている。二人はもがき苦しみながらも、あるものだけは手放そうとしなかった。
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予告編・動画
作品レビュー(100件)
- ppq********
5.0点
これは好み分かれます。 学生カップルがデートで観たら結構ヘビーかも。 個人的には面白かった。なんかトリップできた映画でした。 尾野さんのファンになりました。
- ひーろーかむおん
4.0点
まん延防止期間中は在宅勤務が多く、観た映画がどんどん増えて未レビューが一杯溜まってしまったので、一口寸評にする。 あらすじは、横着をして、WOWOWの解説の次のとおり。 『7年前、夫の陽一(オダギリジョー)を交通事故で失った田中良子(尾野真千子)。 車のブレーキとアクセルを踏み間違えて事故を起こした高齢の運転者は、無罪でおとがめなし。 良子は意地で相手から賠償金を受け取らず、花屋のバイトと夜の仕事を掛け持ちして苦しい家計をなんとか支えながら、ひとり息子の純平(和田庵)を立派な中学生に育ててきた。 しかし純平は学校で母親の悪口を浴びてイジメに遭い、良子の身には次々と悲運が降りかかって、彼らの苦悩はなおも募っていく。』 良子はカフェを経営していたが、コロナ禍で客足が途絶えて閉店の憂き目に遭っている。 で、花屋でバイトをしていたが、経営者の娘っ子に仕事を奪われて解雇される。 手っ取り早く身銭を稼ぐためには風俗しかなかったが、薹が立ちすぎているので苦労が絶えない。 それでも、「まあ、頑張りましょう」を口癖に、中学生の純平を真っ当に育てるために必死だ。 これだけでも大変なことなのに、老父の施設入居費16万円も賄っているのだから生活はカツカツに相違ない。 純平はと言えば、そんな母ちゃんの仕事故に、売女の息子と虐めを受けているものの、軽くいなす心意気は心地イイ。 良子が勤める風俗店にはケイ(片山友希)という同僚がいるのだが、彼女の生い立ち、先行きは哀切極まりないものがあったものの、良子との女の友情には清々しい涙を誘われる。 また、純平がケイに恋心を抱くのだが、初恋純情まっしぐらで微笑ましい。 強面と思われた風俗店の店長(永瀬正敏)の男前ぶりには惚れ惚れした。 底辺で生き喘ぐ女性たちの苦悩を描くとともに、上記のとおり人間愛に溢れるエピソードが随所に織り込められており、尾野真千子のヌードも辞さない熱演を初めとして、役者陣の妙演に魅せられて、非常に見応えありの3.8点といったところかな。 東京都のリバウンド防止措置期間も終了したこともあり、皆さん、「まあ、頑張りましょう」。 (メモ パスワードを忘れてトラブってしまったので、新たに開設した。 旧(fg9)レビュー数:4100件、新レビュー数216件目)
- yos********
3.0点
“生きる意味”とは? という壮大なテーマの作品。 コロナ禍による解雇や求職の減少。 高齢者の事故。 権力者の心無い対応。 いじめ。 現代の問題である。 その中で弱者の中の弱者が“女性”である という描き方は問題提起でもあり むしろ“そう思ってるの?”と不快でもあり。 自分よりも弱者であろう女性を前に 薄ら笑いを浮かべるだらしない男。 そういう奴に限って女性を“性”に結びつける。 そういう奴こそ、強い者には逆らえない。 自分の強さを保つためにまた女性を軽視する。 そこに気づけない奴は一生モテない。 そんな社会(男たち)とは対称的に 息子の純粋無垢な心に鑑賞者も救われる。 そして、そんな薄ら笑いを浮かべる男とは 対称的に男気溢れる永瀬正敏にも救われる。 男女平等を声高に叫ぶ訳じゃない。 ただ、節度を持った人であってほしいし そうありたい。
- WXYは知ってても、それだけじゃ
3.0点
道理を通そうとすると窮屈。純情を情欲が押しつぶそうとする。 半笑いで誤魔化して自己保身を図る。 放火、された方は退去、した方は武勇に語る、いじめと同じ構図。 様々な生き難さをごった煮の如く表現。
- ヒロ3
4.0点
ネタバレ個人的には良い映画でした
このレビューにはネタバレが含まれています。
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