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17歳の瞳に映る世界
2021年7月16日公開

17歳の瞳に映る世界

NEVER RARELY SOMETIMES ALWAYS

PG121012021年7月16日公開

sou********

4.0

17歳。妊娠中絶の為に旅に出る。

この手の作品では、自分が中年おっさんだと紹介しておかなきゃいけない。 先ず…女性を気遣うにしても、男じゃ絶対に理解出来ない事実として子供を体内に宿す事がある。 この物語は、とても胸が痛いのだ。しかし、彼女の気持ちを慮ったところで…痛みとは他人じゃわからない事とはいえ、男じゃ絶対に経験する事なく過ごす痛みを描いている。 心の澱が少しだけ取れたのか、手術後に従姉妹とファストフードを摘んで初めて笑う。そして、ラストシーンのバスの中での表情に続く。 17歳…何を想う? これだけは、男が気配り出来ても理解には至るまい。 思わぬ妊娠。心を許す従姉妹が、バイト先の売上を盗んで中絶の為の旅行費用を作って旅にも同行してくれる。 親に相談出来ない事。無謀や無茶にも見える行動…。 確かに男も青春時代に経験する事だけど、妊娠のリスクはないのだ。 それを突きつけられる中絶に至るまでの病院とのやりとり…。 病院でのカウンセラーの質問に彼女は涙が溢れてくる。 あぁぁ、彼女に何があったのか…。そこを男達は考えなきゃいけない。 青春時代の人生における重大過ぎる旅の物語に、もう少し女性への気遣いは必要かもなぁ…と反省した次第。

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