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17歳の瞳に映る世界
2021年7月16日公開

17歳の瞳に映る世界

NEVER RARELY SOMETIMES ALWAYS

PG121012021年7月16日公開

mnk********

3.0

ネタバレモヤモヤはいつまでもドンヨリ雲。

批判ではなく、違和感も拭えない作品ではある。 演出の緊張感が最後まで持続する。 観客は主人公達の生活を数日直視する。 作品は退屈ではないが、疑問と失望を受ける。 仕事着も妻に着させられている父親を主人公が見るシーンが記憶に残る。 彼女はそんな家庭に育った。 主人公はどんな男と関わり妊娠したのか。 なぜ避妊しなかったのか。 知識がないのか。アメリカは田舎だと性教育はしていないのか。 冒頭、彼氏に受け入れられない女心を歌った主人公だが、恋愛絡みの妊娠なのか相手に相談もせず、堕胎できない州からニューヨークへ。 女性を庇護する施設ではカウンセリングがあり、主人公の初体験は14歳で(妊娠した17歳まで)オーラルとアナルまで経験がある、と回答した。 アナルまで経験済みとは。 避妊の知識不足やレイプではなく、欲求に正直で無防備な性格なのだろうか。 カウンセラーは宿泊施設を提案するが断わり、金銭は大丈夫かと案じると、やはり。 同行した主人公のイトコはアルバイト先でも一緒で上司にセクハラされても我慢し、その分売上をチョロまかしている。 ニューヨークでも長距離バスでナンパされた誠実そうな田舎のにいちゃんに金の無心をする。 キスと引き換えに。(もしかしたら、もっとしていたかも。) これってパパ活ならぬ、なに? 結局、あなた達もそうじゃん? 男性が男性なら、女性もいつも同じ。 なぜ主人公達はカウンセラーの提案する施設などを受けずに金も無いくせ危ない街を彷徨うのか。 作品は誰のことも非難しない。 どんな行いも。 だからといって都合よく主人公を救ったりもしない。 身から出た錆もある。 守りたい、助けたいという(一方的な被害者を保護する)志のある施設などはあっても、選択するのは自分自身である。 行動には責任が伴うのは子供の頃から分かっていることである。 いつまでもドンヨリした雰囲気で不幸せな映画。 人は簡単には変わらない。 まざまざと、観ました。

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