あらすじ・解説
南フランスのモンペリエにあるアパートの向かい合う部屋に暮らすニナ(バルバラ・スコヴァ)とマドレーヌ(マルティーヌ・シュヴァリエ)は、誰にも秘密で愛し合う恋人同士で、ローマへの移住を計画していた。しかしマドレーヌは独立した子供たちにそのことを伝えられずにいた。そんな中、マドレーヌに不幸な出来事が襲いかかる。
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予告編・動画
作品レビュー(9件)
- mai********
4.0点
どんなに良かった事でしょうか。 最初に2人で語り合ってた通り、2人出会った場所へ。 もう失うものなんて何もないはず………だったのに。 きっと他人事なら寛大になれる。 娘さんもきっと同性愛も同性婚もきっとOKの立場の人なんだろう。 だけど、これが自分の母親がとなった時に受け入れられない思いがある。 どうしてなのかね? これがまだ母親が似たような年齢の男性を好きになっていたなら きっと応援するんだろうなとも思ってしまった。 老いらくの恋を恥ずかしいものと捉える感情がどこかにあるのかもしれないし ただ単に娘が同性愛者に対して否定的なだけかもしれない。 隣人があまりに介入してくることが煩わしいという思いもあるだろう。 好きという気持ちだけで突っ走ってしまったがために 拒絶の反応をさせることになってしまったという事だろうか? もう少し、あと少し控えめに… そんな事考える余裕すら失ってしまったんだろう。 2人とも未来にあまり時間がないことを理解していたから。 それがゆえに愛に縋り付いてしまった。 辛いとか悲しいとかの前に、恋はいつでも盲目にさせるんだなと感じてしまった。 2022年5月29日シネマテークたかさきで鑑賞
- fpd********
4.0点
バルバラ・スコヴァとマルティーヌ・シュヴァリエのベテラン女優二人の演技が熱をもって迫ってきて、引き込まれていきます。このような映画がつくられる時代になったのだなあと感慨深いものがあります。音楽に合わせて踊る二人のダンスシーンが、何とも言えず、心に灯をともしてくれます。
- nn1********
4.0点
老婆二人、ニナとマドレーヌが南仏のアパートの、向かい合わせの部屋で育んだ愛を、じっくりしっとり、時にサスペンスフルに描く。 ニナ役に、『ローザ・ルクセンブルク』(12)の印象が強いドイツのバルバラ・スコヴァ。 マドレーヌ役に、フランスの名舞台女優マルティーヌ・シュヴァリエ。 70歳越えの超ベテラン女優を、40歳にして長編デビューを果たしたイタリアの俊英が演出。 映像も瑞々しい。 後半脳卒中で倒れ失語症となり、目だけで演技するシュヴァリエ。 彼女の家族に疎まれ、ストーカー気味になるスコヴァ。 両女優の迫真の演技はさすがだ。 ただ、性の解放国でありながら、この純粋な関係を認めないマドレーヌの娘・息子の感覚は理解できなかった。 劇中で何度も使われる、ペトラ・クラークのヒット曲「愛のシャリオ」をカヴァーしたペギー・マーチの「アイ・ウィル・フォロー・ヒム」(イタリア語バージョン)が懐かしくも美しい。
- pinemuratheater
4.0点
ネタバレ沈黙からの開放
このレビューにはネタバレが含まれています。 - Dr.Hawk
4.0点
ネタバレ心が自由になったことで、二人はどこにでも行ける存在になったのかも
このレビューにはネタバレが含まれています。
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