2021年6月18日公開

グリード ファストファッション帝国の真実

GREED

PG121042021年6月18日公開
グリード ファストファッション帝国の真実
3.4

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4%
作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(7件)


  • gir********

    3.0

    不完全燃焼

    マイケル・ウィンターボムの世界に対する見方やブラックユーモア、そういった部分は今作も好きだった。が、(無論、原題にはないが)邦題の「ファストファッション帝国の真実」ほど、ファストファッション界を描けておらず、薄っぺらい表面的な図式しかなかったのは物足りなく、不完全燃焼でしかなかった。もっと詳しく、深く描けていればよかったんだろうが、実情がよくわからず終い。なので警鐘の効果も半減....非常に残念な作品でした。

  • kin********

    4.0

    図式的

    社会派作品とするには少し問題があると思うのですが、テンポ良く楽しめました。  本サイトの解説では実在のモデルがいるようですが、どこまで真実をついているかかなり怪しい気がします。分断の構図が単純化されていて分かりやすい反面、イギリス国内の取引先はもちろん、安い工賃に甘んじる途上国の人々だって決してお馬鹿じゃないんだから、こんな暴力的なやり方に簡単に屈するだろか、そんな疑問を感じました。  リッチ卿のふるまいは漫画チックなまで強権的。年がら年中こんな調子じゃ本人疲れちゃうだろうし、周りは離れていくでしょう。  リアリティ番組への風刺、難民問題なども織り込み、現代社会の歪みを描く問題作のようでいて、実は、善玉と悪玉の対立が明快な、モンスターハンターみたいな勧善懲悪作品になっていると思いました。要するに、問題の捉え方が浅い。ラストで鉄槌を下した女がお咎めなしというのは理不尽、いくら相手が悪どい人間でも。  まあ、ふつうにエンタメ作と思えば料金分の価値はあると思います。

  • Fanfan

    3.0

    これを観る人はこの問題は既に知っていると

    ファストファッションが発展途上国の労働力を搾取しているのは結構知られている話なので、この映画を観る人はその辺りの問題意識があるというか、認識はある人じゃないとなかなか選択はしないのかと思いました。どこまでも強欲で悪運がある主人公に罰が当たればいいななんて思いながら観てましたが。。。 酷い話だなと思いながらも、これからもファストファッションを買ってしまうだろう自分が少し情けない。せめて日本発のユニクロや無印は、ここまで現地工場にディスカウントを求めていないといいなと思います。

  • fiv********

    4.0

    奴隷制度の時代と何も変わっていない

    ファストファッションブランド経営者の栄光と転落をブラックユーモアを織り交ぜながら描き、ファッションビジネスの闇に鋭く切り込んだ社会派ドラマ。 まぁ、ファーストファッションに限らず世界的なビジネスの成功者は、こんな感じじゃないかと思えるのがこの作品の見所。 場所と人種は違うけれど奴隷制度の時代と根本的には何も変わっていない。

  • rainbowjewel2014

    2.0

    ファストファッションの闇を知りたかった

    ファストファッションの闇について深く取り上げた映画かと思いましたが、社長の学生時代からの生い立ち説明とパワハラシーンと成金生活シーンが殆どで、ファストファッションの闇の部分はほんの少ししか触れられていなかったので期待外れでした。 途上国の縫製工場の問題について後半の部分でテロップで詳しく説明していましたが、そのテロップの内容を映画にして欲しかったというのが本音です。

  • wxj********

    3.0

    ネタバレ格差社会の現状を皮肉たっぷりに描く

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • yrh********

    4.0

    実話風コメディで綴る格差と搾取への怒り

    破産したTOPSHOPのフィリップ・グリーン卿(爵位剥奪されたんだっけ?)をモデルにした、ファストファッション業界の闇を暴くドキュメンタリー風のコメディ。フィクションだけれど、個々のエピソードは実際の出来事を散りばめてある。主人公のリチャードがモナコ在住(つまり無税)の妻に巨額の配当金を渡す冒頭のシーン、あれは実際フィリップ・グリーンがやったこと。儲けと節税のためになりふり構わない露骨な手口はまさにグリード(強欲)そのもの。あまりにもひどいので笑えてくるのだけれど、これは単なるお話ではなくて、実際の社会課題を映しているだけなのだと思うとゾッとする。 安くて便利なファストファッションを支えているのは、発展途上国の主に女性たちだ。低賃金で劣悪な環境下、彼女たちの労働力が搾取された結果、先進国のショップに商品が並ぶ。「資本家は酷いね」はその通りなんだけど、消費者である私たちにとっても決して人ごとではない。私たちもまた搾取されているし、同時により貧しい国から搾取している側でもあるのだ。やっぱりこれは変だ。 映画のラスト、社会格差の残酷さをデータでこれでもかと叩きつけられる。数十人の超富裕層が世界の富を寡占している。資本主義というお化けに私たちはどう立ち向かっていくのか。まずは超富裕層(この人たちは揃いも揃って合法的に税金逃れをしている)からの徴税と富の再分配をきちんと考えなくてはいけないのではないか。 シェリーの詩の一節(我が名はオジマンディアス、諸王の中の王)が挿入されたり、オイディプスがうっすら下敷きになっていたりと、神話的というか寓話っぽい。リチャードの息子はオイディプスのようにそれと意識せずに父殺しのきっかけを作った。傲岸なリチャードの破滅と王国の継承で話が終わる。代替わりしても決して状況は好転しておらず、何ならさらに悪化しかねない予感が皮肉だ。

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