あらすじ・解説
2011年の東日本大震災から10年後。故郷の宮城県石巻市を離れ、埼玉県の会社で働く玲は、石巻に残る幼なじみの凪のことを気にかけていた。部屋にこもりがちな凪を埼玉へ連れ出そうと、玲は同僚の祐太を連れて石巻を訪れる。祐太と凪が親しくなる一方、玲は行方不明の母と過ごした日々を思い出す。
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予告編・動画
作品レビュー(1件)
- rxg********
2.0点
早くに母親と死別し、今は一人暮らしをしている故郷の年下の幼馴染を、津波で母親を失い、未だ遺骨も返らないヒロインが心配してみたら、引きこもりがちだったその娘が意外にも社会としっかり関わり始めていて、むしろ、普段、忙しくしつつも、家族を失った自分の胸にぽっかり空いて埋まらない穴を内省的に見つめ直す話。ヒロインの職業を水回り工事屋という一風変わった設定に面食らいましたが、市井の凡人達の最もプライベートな日常空間をメンテナンスするという職能に、現実世界に強固に立脚せんとするヒロインの強い意志を感じたのは自分だけでしょうか??主役のお二人は、清原果耶のお姉さんと黒木華の妹さんといった風情のコンビで、勝手にそんなレッテル貼りをして演技を楽しめたのでした。
スタッフ・キャスト
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