作品レビュー(4件)
- ken********
4.0点
新宿K’s cinemaでMOOSIC LAB[JOINT]2020-2021での『男の優しさは全部下心なんですって』(特別編集版)を鑑賞。 主人公が出会う男は、残念な男が多いよねー。 否定はできないタイトルが好き。恋は、そこからかね。 綺麗じゃない恋愛でおもしろかったよ。恋愛なんてそんなものよねって感じ。
- rxg********
2.0点
後味なのは、ひとえにヒロイン辻知恵さんのまるでポカリスエットのCMヒロインになっても不思議でない清涼感と、厳選されな中性的な男優陣のおかげでしょう。ひたすら彼女を追い続けるカメラ、冒頭、原田大二郎に寄り添う彼女が好きにになれれば、80分間退屈することはありません。女優さん達も選び抜いたルックスであることはわかりますが、ヒロイン以外の不倫男の妻、幽霊、監督の妻の3人がよく似ていて、正直、区別がつかん。ちょっと作る側の好みでやり過ぎ。ストーリーは、まあ、学生の自主制作っぽい感じかな。メリーゴーランドのファンタジー感が毒消しになっていて、ヒロインのビッチな日常に嫌悪感を感じないですみます。同性としては、ヒロインが惚れる男には誰一人として共感を覚えませんが、辻さんをひたすら愛でる映像作品と思えば1900円の価値はあるでしょう。
- roy********
5.0点
小生、身も心も男性です。 この映画、面白いです。 だけれども、誰かにお薦めできるかというと、 こう、プライベートな感じがして…、他人に自分の本棚を見せる感じというか。 いやー、「こういう恋愛地獄絵図が好きなの?男性なのに?」って男性には言われそうだし、 「うわっ、この人この映画に共感してる」って女性には思われたくないしなぁ。 確実にカップルやアベック的な2人で観るのは避けたほうが良いと思います。 うまい具合に芯を避けつつお薦めポイントをあげてみます。 ・辻千恵が主人公にフィットしている 男性目線のちょうど良い感じの見た目を体現している。 関係を持つ男性に応じてちょうど良く(“都合よく”ではない)なる主人公を見事に演じている。 ・男性目線と女性目線の両方を意識した配役 男性が好きな女優、女性が好きそうな男優で絶妙。 ・性交に関することが俯瞰的 男女それぞれの幻想ではなく、男女それぞれの欲望が交わっている。 ・セリフがいきている テンポが良くて、かつリアルで、そして面白いです。 ・後藤まりこの音楽が良い ヌイグルミを着た主人公に映画監督がハッスルしている時が混沌の極みです。 ・ヒリヒリする 「ありきたりなシナリオ」的なセリフを吐き捨てられ、 サングリアをビシャーされます。 そう、悲しいかな、これはありきたりな話なのですよ。 ・後味すっきり ゴーストワールドを思い出す、印象的なラスト。 ・エンドロールが自主製作的 突然な手作り感で親近感を生む。 ・上映時間がちょうどよい 90分以内 総評 この手のドラマはテレビやビデオ、配信で事足りる事が多いですが、 この映画は画の色調が豊かで俳優も俗的な感じがしないので大画面で観れて満足です。 演出も少しケレン味があります。 …中途半端にモテる方が鑑賞すると男女問わずグッとくるものがあるのではないでしょうか。いや、私はぜんぜんモテないですけどね。 こういう映画もあるんだって良い悪いは別として皆さんには観てもらいたいです。 あと、イオンシネマの「良い作品なら俺の映画館でかけちょるよ」的姿勢、深謝。
- Idz
3.0点
とてもパンクで、とてもアナーキーな映画だと思います。ユーモアがないのが残念で、笑える部分が皆無でした。自分自身として、寛容と不寛容のあいだにしっかりと節度をもちましょう(笑)