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2gether THE MOVIE (2021)

2GETHER: THE MOVIE

監督
ウィーラチット・トーンジラ―
ノッパナッ・チャウィモン
カニタ・クワンユー
  • みたいムービー 145
  • みたログ 539

4.55 / 評価:480件

多様性を認めた世界は多幸感しかなかった!

  • ROCKinNET.com さん
  • 2021年7月31日 20時36分
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

タイ発のBLが世界中で人気を博してると聞き驚いた。日本でも『窮鼠はチーズの夢を見る』『きのう何食べた?』などで同性愛カップルを描く作品が増えたが、どこか登場人物は同性愛を隠したり悩んだり、葛藤がある。議員による「生産性が無い」「足立区が滅びる」という発言があったり、LGBT法も見送られるなど、日本は先進国ながら性の理解に乏しい。そういった影響は少なからずあると思う。

タイでは公的な書類の性別欄も「男女」だけでなく「その他」も書かれているそうだ。こういうのも国柄というか、性的な多様性の理解の成熟度の上で成り立つのだろう。理解が深い。だからこそ、学校一の人気イケメンであるサラワットが男が好きでも、女性は黄色い歓喜の声をあげるし、元は異性愛者であるタインが同性のサラワットに心惹かれても、周囲の友達はすんなり受け入れる。ドラマとして成立し得る。

その普遍的こそ勝算である。差別や葛藤などは一切描かれない。イケメン同士の恋愛を邪魔するものはない、タインとサラワットの恋愛を中心に、生々しい同性愛描写よりも繊細な心理描写に重点を置き、どこまでも陽気で明朗でコミカルに描いたことで気楽に観れたのが何よりも良かった。話題のポッキーゲームのシーンも、しっかり挿入されており、ファンへのサービス精神を感じる。おそらく、全世界のBL好き共通の萌えポイントなのだろう。

大学入学時に軽音部を通じて繰り広げられたサラワットとタインの恋愛模様、上級生となった後日譚を描いた続編のダイジェストに、新エピソードを加えた完全版となっているが、日本は先行上映なために新たに加えられたシーンへの言及は禁止されている。ただ、内容には触れず、感じたことだけを言えば、これまでの二人の思いが成就した祝祭感や、多様な恋愛を認めた『2gether』の世界観が幸せに満ちていたことに、現代社会が進むべき理想郷なのではないかと思ったこと、この『2gether』が世界で人気出た意味合いは大きいと感じた。

新カットはコロナ禍での撮影となったことだろう。なかなか撮影も進まない中、苦渋の選択だったかも知れないが、是非とも、社会人になったサラワットとタインの新エピソード(続編映画)を観たいものだ。

ちなみに、サラワット役のブライト、タイン役のウィンの次回作は、タイ版「花より男子」だそう。こちらにも期待!
どうでもいいが、ウィンは鰻が大好きだそうで、コロナ収束後は来日してうな重を食べたいそうなので、浅草辺りの美味しい鰻屋さんを知っている人がいたら教えてあげて下さい(笑)

※当記事の著作はROCKinNET.comに帰属し、一切の無断転載転用を認めておりませんので、予めご理解のほどよろしくお願いいたします。

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