作品レビュー(18件)
- 柚子
2.0点
なんでしょうね、これ ヒモ男の戯言を延々と、聞かされる ボクは愛されたいんだ ボクを愛して欲しいんだ ボクは不器用なんだ わかってくれよ わからん こういう男は正直、勝手に死ねば? と思うのだが、一応、うつ病という設定なので、病気の仕業なのね? 精神病とは、本当に難しいのだね その設定がなければ、星一つ 上辺だけの多くの友達より、一人の良き理解者が必要ってことでしょう 周りに恵まれなかったんだろうが、それも自分のせいでしょうね…
- rec********
3.0点
ロベールブレッソンの傑作『スリ』をついに観ることが出来た悦びからいつもならすぐに限界を感じてしまうルイマルにさえ寛容的になってしまう。ルイマルの作品歴を一望すれば全作品が一瞬で消滅しても哀しむ必要もないのだが多少は 商業的にフランス映画界に貢献した功績を買って『鬼火』にくらいは一票投じてもいいかなという気になった。ルイマルもせめてブレッソンの千分の一くらいの才能があれば良かったのだが
- 一人旅
4.0点
第24回ヴェネチア国際映画祭審査員特別賞。 ルイ・マル監督作。 アルコール依存症に苛まれる男の末路を描く。 現実から逃げ出すためにアルコールを摂取してきた男は、精神病院に通いながら依存症を克服する。しかし、アルコールを断ったことで今度は紛れもない“現実”が男を襲い始めるのだ。最初から男に逃げ場は無かった。現実を変えられさえすれば希望は生まれてくるのかもしれないが、それは困難だ。 終始、強烈なほどの孤独感が漂っている。 友人や昔の恋人と再会する場面でも、彼らと男の間にはどうしようもない距離感が存在しているのだ。男を労わる言葉の数々にも、どこか他人事のような冷たさを感じてしまう。
- oce********
4.0点
簡単に話の概要でいうと、自殺を決めた男が人生最後の2日間を過ごす日々を見つめる。 ただもちろんルイ・マル監督なので、かなりシュールに外から見つめた視点によって語られる。 一応アル中に掛かっているという制約はあるが、それ以上に人生に絶望した理由が男にはある。 劇中に「女は現実的」というセリフがあるが、だからこそ人は孤独では生きていくことが出来ないのだ。
- どーもキューブ
2.0点
ルイマル監督、音楽エリックサティ。ナイーブでやかましく、ふらふらのモーリスロネ。彼に当たる人々はどうにも冷たい。音楽のサティも実に寒々しい。女性がみたら、イライラするかも?暗い画面にうつりゆく主人公の自堕落な行動、暴れ。あくまでも引いた目線でルイマル監督は切り取る。救いようのなさをキャラにぶち込めたモーリスロネの演技は素晴らしい。ラストの澄み切ったような白黒画面、結末!衝撃的な素晴らしさ。しかし、内容の暗さと叙情的なだだた長さに辟易してもしょうがない!それが彼の生き様だから。
スタッフ・キャスト
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受賞歴
ヴェネチア国際映画祭第24回