2021年8月20日公開

Summer of 85

ETE 85/SUMMER OF 85

PG121012021年8月20日公開
Summer of 85
3.7

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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

16歳のアレックス(フェリックス・ルフェーヴル)はヨットに乗り単独で沖に出るものの、嵐に遭遇して転覆してしまう。18歳のダヴィド(バンジャマン・ヴォワザン)が彼を助けたことから二人は距離を縮めていき、次第に恋愛感情が芽生える。アレックスは初めて恋を知り、二人は互いに深い絆で結ばれるが、ダヴィドの不慮の事故によって恋は突然終わりを告げる。

シネマトゥデイ(外部リンク)

本編配信

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予告編・動画

作品レビュー(35件)

切ない19.0%ロマンチック15.5%セクシー9.5%泣ける9.5%悲しい8.3%

  • tak

    4.0

    オゾン監督の自分語り。

    16歳のアレックスは友人のヨットでセイリング中に転覆し、危ういところを18歳のダヴィドに助けられる。ダヴィドはアレックスを家に招いて母と一緒に世話を焼いてくれた。母親はアレックスに迫るように言う。 「この子に必要なのは本当の友達なのよ」 親しくなった二人は共に一日を過ごすようになり恋におちる。ダヴィドはアレックスに「どちらかが先に死んだら墓で踊る」との約束をする。2人の男子が過ごした短い夏を、フランソワ・オゾン監督が描いた青春映画。 この映画は、おそらくオゾン監督の自分語りだ。監督自身が10代後半を過ごした時代を背景にして、ローラ・ブラニガンのSelf Controlのフランス語カバー?やバナナラマのCruel Summerが挿入歌として流れる。そしてオープニングとエンディングには、監督自身が楽曲の使用を強く希望したキュアーのInbetween Days。この曲でなかったら、きっとしんみりしたBL映画になっていたところ。それが新たな出会いと立ち直りを示唆するラストに重なって、爽やかな印象を与えてくれる。 物語はヨットのセイリングで始まり、セイリングで終わる。クラブ(85年当時ならディスコ?)で踊り狂うアレックスにダヴィドが背後から近づいてヘッドフォンをかけ、ロッド・スチュワートのSailingを聴かせる(この場面に「ラ・ブーム」やん!と即座にツッコミ入れてしまったあなたは、きっとオゾン監督と同世代w)。そしてクライマックスに出てくる踊る場面で、再びロッドのSailing。これはダヴィドとの思い出の曲。彼とヨットの上でもっと寄り添いたかったというアレックスの気持ちも入ってるのだろうか。 何が彼の身に起こったのかが次第に明らかになるストーリーの進行は、ミステリアスで面白い。しかもそれが文学的才能のあるアレックスに告白小説の形式で語らせるのが面白い。文章に向き合うことで、彼と会うことができる。自分と向き合うことができる。それを観客は見守りながらも、続きが気になって仕方ない。同じオゾン監督の「危険なプロット」も少年が書く文章が、重要な要素となる作品。文学や言葉を大切にしている監督のこだわりか。オゾン作品の常連であるメルヴィル・プポー、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキが好演。

  • まあしい

    4.0

    旅立ちの時からアイダホへ

    先ほど、本作のHPを見たらストーリーがすべて載っていた。 なので割愛します この映画の秀逸なところは、構成と映像美。 美しい少年二人をどう撮るか? に集約されています。 昔のオゾン作品のような頭が混乱して神経を逆なでされるその根拠が何か、という困難はありません。 シンプルな少年たちのラブストーリーです。 私が驚いたのは、主役を演じたフェリックス ルフェーヴルという俳優を「旅立ちの時」のリヴァー フェニックスそっくりに撮影しているという事実です。 髪型、ファッション、自転車での疾走 女友達と海岸での会話のシーン。 下から上を見上げる顔のアップや横顔。 照明や光の加減で17歳時のリヴァーが別作品でよみがえったようです。 「マイ プライベート アイダホ」へのオマージュは、バイクのシーンですね リヴァーが20歳のときです。 オゾン監督は撮影前に主役二人に「マイ プライベート アイダホ」を観るよう指示を出したそうです。 なので、監督自身が「旅立ちの時」と「~アイダホ」をリスペクトしていることがわかります。 私もこの2作はリヴァーの代表作だと思っているから グザヴィエ ドラン監督は「ジョン F ドノバンの死と生」を公開し、そのすぐ後にオゾン監督は本作を発表しました 偶然どちらも「~アイダホ」のシーンがあり、二人の監督に愛された作品であることは間違いありません。 リヴァー生誕50周年の年でした。 オゾン作品の中で1番わかりやすく、感情移入しやすい映画です。 女友達が「あなたの想う彼は本当の彼じゃない。ただの理想よ」というセリフが恋の残酷さを物語っているけれど、その挫折と孤独と混乱を暖かく見守る両親も「旅立ちの時」の両親を彷彿させます。 10代の時原作を読んで感銘を受けたオゾン監督は、今作はリヴァーへのオマージュとして撮ったと私個人は受け取りました。

  • oce********

    3.0

    思い出を糧に

    1985年のノルマンディー。 セーリングで転覆したアレックスを救ったのはダヴィド。 まだ少年の2人はその出会いから仲を深めていき、恋愛関係へと発展していく。 フランソワ・オゾン監督なので、この中身もすんなり入ってくる。 淡い青春であり、人生で1度あるかないかの恋愛。 2人で過ごした思い出は消えないが、当然恋愛にはケンカもある。 それが後悔の元になる。 直接的な描写は意図して避けているが、これはまだ10代同士だからだろう。 そして過去の思い出に浸るのではなく、新たな一歩という終わりも清々しい。

  • tar********

    5.0

    エロい&エモい

    冒頭からポップでキャッチーで惹きつけられます。 登場人物全員に感情移入して切なくなります。 ひとことで表現するとエロい&エモい、ということになると思います。

  • ohk********

    4.0

    青春の光と影

    美しい青春の思い出、にしては切なすぎるが 出会いからのダビッドのふるまいにはちょっと「大丈夫かなこの子?」と思ったくらいで だんだん明らかになる性質というか、危うさは若くて何も知らない子には少しワルなダビッドは魅力的だっただろう。 意外と立ち直りも早いのは若さゆえか。 大人になっていく主人公のひと夏の経験。 オゾン監督の映画は昔見たけれど やっぱりフランス映画というか、緩やかでいいね。 85年はのんびりしていたな。今より。 時々笑える演出もあり、悲劇だけでない描き方は良かった。 キアヌとリバーの「マイ・プライベート・アイダホ」をほうふつとさせる場面がいくつかあったが キアヌは大人になりリバーから離れていく。 リバーの想いは拒否され二人は別々の道を行く。 それは見ていてとても切ないものだった。 愛した人が死んでしまうこの映画よりも。 アレックスとダビッドは刹那的だが愛し合って幸せだった。 それを壊したのはダビッド。 不慮の事故で亡くなってしまったのは主人公が悪いわけではない。 それも若さゆえなのかなと、美しい景色と新しい恋?の予感のあるエンディングで少し救われた。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
Summer of 85

原題
ETE 85/SUMMER OF 85

上映時間

製作国
フランス

製作年度

公開日