2021年6月4日公開

幸せの答え合わせ

HOPE GAP

1002021年6月4日公開
幸せの答え合わせ
3.8

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(13件)


  • ひーろーかむおん

    3.0

    原題の「Hope Gap」どおりの内容

    加齢のためか、近頃、書くのが滅法界億劫になってきたので、要点のみを記す。  あらすじは、横着をして、WOWOWの解説の次のとおり。  『イギリス南部、海辺の町シーフォード。  この地で暮らすエドワード(ビル・ナイ)とグレース(アネット・ベニング)は、間もなく結婚29周年を迎える熟年夫婦。  無口でおとなしい性格のエドワードは、強引なところのある妻の言い分を長年黙って受け入れてきたが、息子のジェイミー(ジョシュ・オコナー)が久々に帰省したある日、ついにグレースに別れを告げると、家を出て行ってしまう。  思いも寄らぬ事態にグレースは動転して怒りを爆発させ、ジェイミーは彼女をなだめるのに苦労するはめに。』  贔屓のビル・ナイとアネット・ベニングの名前が見えたので観てみる。  邦題からして、ほのぼの系かと思ったら、グレースのモラハラぶりが凄まじくて怖気づいてしまう。  怒りに任せてビンタまで繰り出す始末だ。  29年もの間、恐妻家に甘んじてきたエドワードの根性無しにも困ったものだが、若かりし頃はそれなりに反論したものの、口八丁手八丁のグレースに遣り込められて、唯々諾々として従う方が精神的に楽と思い込んでしまったのだろう。  そんなエドワードに寄り添ってくれる女性が現れたので、その人と共に残りの人生を歩む決意したとしてもなんら不思議はない。  で、エドワードは小さなトランクを片手に家を出て行ってしまうのだが、グレースは「あなたに愛されなくなるとは思わなかった」と怒り狂い、戸惑い、憔悴して、一人息子に仲裁の労を取ってもらうものの、エドワードの熱は完全に冷え切っているのだった。  この一人息子のジェイミーが実に良くできた子だ。  幼少の頃、両脇の両親に手を繋がれて、ブランコのように揺れながらの散歩は、今でも至福の想い出なのだった。  で、両親の人格を尊重しつつそれぞれの言い分を聞き、また、アドバイスもしてみるのだが、2人の溝は一向に埋まる気配は感じられないのだった。  グレースは「離婚より未亡人がイイ」とほざいているし、淋しさを紛らわすためにワンコを飼い始めたら、その名前はエドワードだ。  グレースにとって、エドワードはペット的存在に過ぎなかったのか?  「幸せの答え合わせ」をしてみたら、バッテンだったという内容だったが、両親思いのジェイミーの優しさのお陰で、各々が新しい道を歩み出すラストはちょっぴり涼風が感じられたかな。  また、両親の離婚を通じて、ジェイミーも一回り大きく成長したに違いない。  原題は「Hope Gap」だが、内容的にも相応しく、また、荒涼とした断崖と美しい入江も正しく「Hope Gap」で、一見の価値は十分にありの3.4点といったところかな。  (メモ パスワードを忘れてトラブってしまったので、新たに開設した。  旧(fg9)レビュー数:4100件、新レビュー数238件目)

  • at_at****

    5.0

    ネタバレHOPE GAP 望み・希望のギャップ

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • cha********

    4.0

    素敵な詩

    母親のいらっとする高圧的な理屈ばかりの一方的な会話 普通の映画だと途中で改心して旦那様と友達になる とならなくて最後まで高圧的でそのまま終わってイライラするけど とても綺麗な景色 とても綺麗な音楽 とても素敵な詩 ていい映画になっていると思います

  • raz********

    5.0

    幸せの答え合わせ

    味わい深い映画である。かつて幸せな時期もあった夫婦。結婚29年目に突然、夫は妻に、今まで立派な妻に相応しくあろうとして苦しんできた挙句、自分が楽でいられる相手に出会ったと言って、家を出て行く。  始めは、強権的な妻の意に沿おうと努力してきた夫と、それを理解しないで際限なく要求する妻、という図式に見えるが、人間関係は双方が影響し合って作られるものである。今の妻の夫への姿は今までの夫の妻への接し方の積み重ねが作った、と言える。その逆も言える。妻だけを責めることはできない。この夫は、自分に合う女性と事故のように恋に落ちたと言っているが、自分が限界を感じた時にそばにあった、居心地のよい空いた椅子に滑り込んだに過ぎないようにも思えるのである。  この母を支えようとする息子が関わり、家族一人一人の新たな人生への希望が兆してくる人間模様にイギリス名詩が重なって、人生への応援になっている映画である。このような会話ができる家族関係が、日本で可能だろうか、と羨ましくもあった。

  • arl********

    4.0

    脚本がいいですね

    お話は解説の通りで厳しいながら身につまされるようなものでした。 エドワード(ビル・ナイ)のウィキペディア趣味からのナポレオン軍兵士の日記の引用や、アンソロジーを編纂するグレイス(A.ベニング)が引用する詩がとても素晴らしくちりばめられていました。美しい脚本です。 主演3人はそれぞれにハマっていてほぼ完ぺきのできですね。 グレイスが教会に行った後、「キリエで6回(だったかな?)「憐れみ」を祈ったわ」なんて言ってました。この後しばらくしてモーツァルトのハ短調ミサ(K427)のキリエがかかります。美しい!レクイエムじゃなくてこの曲を選んだセンスが最高です。 邦題はちょっと違うと思うぞ。

  • oce********

    2.0

    夫と妻のわがまま

    29年連れ添ったグレースとエドワード夫妻。 久しぶりに息子がお祝いに帰ってくるが、その場でエドワードは別の女性と結婚するため家を出ていくと宣言する。 いわゆる熟年離婚の類いだが、エドワードは結婚生活に不満を抱いており、それを切り出したことでグレースの性格が露わになる。 カカア天下のように夫を平気で平手打ちするし、勝手は許さないとばかりに徹底的に抗戦する。 離婚届の仲介も台無しにする有様。 アネット・ベニングの強気な性格がこれでもかと出ており、怒鳴ったやり取りは正直気持ちの良いものではない。 結局踏ん切りをつけるのはどこかという一点だけで、だから彼女を応援しようとはならない。 精一杯共感を得ようとさせている中身だが、妻の言い分ばかり描いてはそれは難しいだろう。

  • ron********

    3.0

    結婚生活の真の在り方を突き付けられるよう

    結婚29年目に離婚の危機に直面した夫婦のリスタートを描く物語。 1999年に初演されたウィリアム・ニコルソンの戯曲『The Retreat from Moscow』を原作としている。 「グラディエーター」でアカデミー賞脚本賞を受賞したウィリアム・ニコルソンが監督と脚本を担当。 2度のゴールデングローブ賞受賞を誇るアネット・ベニングと、「ラブ・アクチュアリー」で英国アカデミー賞に輝いたビル・ナイが夫婦を演じ、一人息子役でNetflixドラマ「ザ・クラウン」のジョシュ・オコナーが出演する。 音楽は「大脱出」「終戦のエンペラー」などのアレックス・ヘッフェス。 原題「HOPE GAP」 映倫区分G 2018年作品 イギリス映画 配給はキノシネマ 上映時間100分 うーん。。。 普通。。。 この邦題はなんかちょっと違うかなぁ。。。 結婚生活の真の在り方を突き付けられるような内容。 自分も結婚してもう25年。 なんとなく、この映画の内容のことは他人事ではない感じがする。 夫や妻、息子のそれぞれの立場の考えがどれも分かるので、キツイなと思う反面、頷けるところもある。 これは、人それぞれの立場や、考え方で、感情移入の仕方が変わりますね。 自分にもしっかりと覚えがありますが、 夫婦関係を維持するには努力と我慢が必要ですね。 絵に描いたような幸せな夫婦関係を築けている人は、どれくらいいるのだろう。 でも、それは幸せな夫婦関係や家族関係を築きあげるために、そういう努力は惜しむべきではない。いや、むしろ努力と感じることすら、無理をしてストレスになっているのかと思う。 まあ、反面教師的に学ばせてもらいました。 原題である「HOPE GAP」というのは入江のこと。 物語のポイントで入江の映像が出てくるのが印象的です。 色も綺麗でした。 作品の作り方は丁寧で、見応えはあります。 大作感はなく、アート系の映画でミニシアター向けの作品ですね。 ■興行収入予想 興行的には、現段階では上映館数14館と少ない。 2021年6月4日(金)からの公開。 全世界の興行収入は130万ドル。 内容的にはいい映画ですが、今作は上映館が少なすぎます。 初登場圏外スタートでした。 最終興行収入は1200万円くらいか。 星3つ(5点満点) ★★★

  • mai********

    4.0

    幸せの違い

    夫は言葉少ないながら頑張っていたんだろうと思う。 あれやこれやと言われ続けて、出来得る限りを言う通りにし続けてきた日々。 それを29年も続けていたらもう充分だろう。 むしろ妻の方が理解しなきゃいけなかったと思う。 自分の求める幸せが、自分の思い通りの形にならないとダメという 強制する幸せだったという事に。 言葉を返してくれればよかったというけれど 29年の時間の中で一度や二度は返したはずなんだと思う。 だけど返した途端に烈火のごとく怒って捲し立てるような人にしか見えなかった。 息子から見たらそうだと思っていても言えなかった事だろうと。 きっと娘がいたら正面切ってケンカしてわからせていたかもしれない。 そんな風に思える。 だから、互いに寄り添い合えるような関係があるんだと知った時 夫がそっちを選んでしまうのはもうどうしようもない。 妻には絶対に生み出せない幸せの形だったろうから。 こんな風に答え合わせをしなければいけないのは辛い。 日本でも熟年離婚は多数。 それもこれもこの作品のような関係性があるからでは? 最後通牒を突きつけられるのは日本でなら夫の方が多いだろう。 この作品を観て、我が身を振り返って貰わないといけないのかもしれない。 求める幸せ 与える幸せ そして感じる幸せ 2人の歩いていた道は出会った時には近似線だったのでしょう。 でもそれはたった0.1度の角度の違いも、29年という時間の先では全く違う2つの線になる。ただそれだけの事だったんだと思う。 2021年8月8日シネマテークたかさきで鑑賞

  • Kainage_Mondo

    5.0

    Seven Sisters 再び。

    表題は ノオミ・ラパス ( 以下敬称略 ) 主演の、2016年 の傑作 SF 映画 のことではなく、イングランド は イースト・サセックス の Seaford の町から程近い、白亜層の断崖絶壁が連なる地形を指し、真っ白い崖が青い海と交わる絶景の観光地でもある。懐かしさのあまり思わず見入ってしまったが、2015年「Mr. ホームズ 名探偵最後の事件」で ホームズ ( イアン・マッケラン ) の終の棲家がここだった。世評は今ひとつだったが、大好きな映画だった。 同じ場所で紡がれた物語だから肩入れする訳ではないが、Seven Sisters につづく海岸の Hope Gap が本作の原題なのだ。結果的には 配偶者の選択を “間違い” 結婚 29年目 にして別れ話を持ち出した エドワード ( ビル・ナイ ) だったが、グレース ( アネット・ベニング ) にして青天の霹靂だったこの事件は、2人 がそれぞれ結婚に対して抱いてきた 希望の中身 の乖離が露呈したとも言える。何とも皮肉な地名 = 題名ではないか。 本作を観ようと決心したのは、ご贔屓俳優 ビル・ナイ が主演だったから。期待どおりの演技で魅せてくれたが、印象に残ったのは、2人 の息子 ジェイミー を演じた ジョシュ・オコナー の困り顔を中心にした表情演技だった。名優ふたりに挟まれながら、良い仕事をしたな~ と感心した。 いい歳を放いてしまうと解かってしまう、胸に刺さる台詞の数々が鏤められていた。エドワード ( ナイ ) が語る チャリング・クロス駅 でのエピソードが出色で思わず惹き込まれてしまったこと、ジェイミー ( オコナー ) が回想する Hope Gap に向かう両親と幼い日の彼の情景 ( 映像と別シーンでの語り ) が見事だったこと、この 2箇所 で ★5つ と決めてしまった私だった。 エンディングを ジェイミー の独白で締め括ったのは 些か強引とは思ったが、物語の流れとしては自然だったかな、とも思う。Seven Sisters をロケ地にした作品、2作目もなかなか好みだった。

  • じゃむとまるこ

    4.0

    ネタバレ致命的にダサい邦題

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • cha********

    3.0

    ネタバレこういう映画を観る人がいるのだろうか?

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • fpd********

    4.0

    三人の演技がいい

    ストーリーとしてはよくある話(映画になりそうな)ではあるけれど、アネット・ベニング、ビル・ナイ、ジョシュ・オコナーの三人の演技がとてもよくて、見入ってしまいます。それに海辺の風景や切り立った断崖が美しい。

  • gte********

    3.0

    どこにでも転がっているお話

    離婚をめぐるゴタゴタ話。極めて人間味のある話ではありますが、ある意味、どこにでもよくある話でもあります。  重い話だし身につまされる展開でもありますが、果たしてエンタメとして面白いかというと少々疑問符が付くかなと。  他方、役者さんたちは素晴らしいです。全く違和感がないし、これが演技だとは一度も考えませんでした。ごく自然に話に入り込めました。

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