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上映中

ブラックバード 家族が家族であるうちに (2019)

BLACKBIRD

監督
ロジャー・ミッシェル
  • みたいムービー 61
  • みたログ 61

3.64 / 評価:45件

母の死で残される家族たちの葛藤

  • wxj******** さん
  • 2021年6月17日 22時42分
  • 閲覧数 513
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

ある週末、医師のポールと妻リリーが暮らす海辺の家に、娘たちが集まってくる。

リリーは、すでに左手が動かず、体の自由が効かなくなっている。
すでに、ポールと話し合い、安楽死をしようと決意している。
家族と最後の時間を一緒に楽しく過ごそうと、呼び寄せたのだった。

安楽死、尊厳死をテーマにした作品は、数多くあるのだが。
今作の場合は、安楽死そのものの是非を問う物語ではない。
リリーの決意は固く、残される家族たちの葛藤を描いた作品。

出演者は家族と関係者の、僅か8人のみとこじんまり。
海辺の家のみで展開し、まるで舞台を映画化したよう。

長女のジェニファーは、母の決意を受け入れているようだ。

しばらく連絡が取れなかった次女のアナも、恋人クリスとやって来る。
だが、母の死を受け入れられず、ジェニファーと衝突を繰り返す。

ケイト・ウィンスレットと、ミア・ワシコウスカが姉妹という豪華さ。
この顔ぶれだけでも楽しく、互いの熱演が全体の相乗効果をもたらしている。

リリーは明るく振る舞い、久しぶりに家族が揃ったことを素直に喜ぶ。

スーザン・サランドンが、これまた愛情深く温かい母を好演。
死に向き合う覚悟を決めた彼女の姿に、潔さと誇りを感じさせる。
本当に幸せな人生だったと、とても満足げで清々しい。

リリーの親友リズも加わり、賑やかな晩餐が始まるのだが。
次第に、それぞれが抱える秘密が、明らかになっていく。

アナがしばらく連絡が付かなかった、衝撃の理由も判明する。
彼女が抱える闇が分かり、母を失いたくない気持ちも分かる。
母の選択に戸惑い、必死で防ごうともがいて抵抗を続ける姿が切ない。

その夜、ジェニファーはある場面を目撃し、ある疑念に駆られる。
そして、ジェニファーまでもが、安楽死を反対し始めるように。
もう一度考え直せと取り乱すジェニファーの想いも、ちょっと納得。

ついにリリーは、自分の想いと騒動の真相について打ち明ける。
心が広いというかなんというか・・・、愛すればこそなのか。

娘たちは初めて、ポールとリリー、リズの関係性を知る。
こうして双方共に理解し合い、母の選択に納得するに至った。

互いに想いをさらけ出し、ぶつけ合ってもまた一つになれるのが家族。
家族のありがたみが分かる、家族愛に満ちた作品。

ラストは、あれで良かったと思うし、娘たちの成長と変化を感じた。
残される家族たちの葛藤と、その後の人生を歩みだす勇気と決意。

だが、すごく地味で驚きも無く、感動するまでに至らなかった。
豪華共演は楽しめたので、良かった。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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  • 切ない
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