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トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング (2019)

TRUE HISTORY OF THE KELLY GANG

監督
ジャスティン・カーゼル
  • みたいムービー 31
  • みたログ 23

3.47 / 評価:15件

豪華キャスト陣と熱演ぶりは楽しめた

  • wxj******** さん
  • 2021年7月14日 22時15分
  • 閲覧数 127
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

19世紀のオーストラリア。差別や偏見が色濃く残る時代。
ネッド・ケリーは、アイルランド系移民の家庭の長男に生まれる。

物語は、彼の幼少期から始まり、時系列に沿って生涯を描いていく。

暮らしぶりは貧しく、うだつの上がらない父に苛立ちを募らせる母。
ネッドの家族に横暴を尽くす、欲望深い地元のオニール巡査部長。
やりたい放題でも、家族はただ耐えるしかない権力の理不尽さ。

やがて父は拘留され、そのまま亡くなってしまう悲しさと寂しさ。

ネッドと母は互いに共依存関係にあるが、母の毒親っぷりが凄まじい。
貧しさの為、幼いネッドをブッシュレンジャー(盗賊)のハリーに売り渡す。

ハリーは父親代わりとなったわけだが、負けず劣らずの悪党。
ハリーに、盗みや殺しなどを叩きこまれ、犯罪者へと仕立てられていく。

ラッセル・クロウが、さすがの貫禄と存在感を醸し出し、悪人らしい。
どんな相手にもひるまない、肝っ玉が据わった辺りがさすが、圧巻。

ハリーはオニールを追い込み、ネッドに殺すよう要求する。

オニールのチャーリー・ハナムの、美しい全裸姿が拝めるのが眼福。
うまいこと隠しているので、モザイク等が無いのも素晴らしい。
見事に鍛えられた筋肉美がカッコ良くて、ワルでも素敵だった。

この事件を機に若くして投獄され、成長して出所してきたネッド。
成長したネッドに、待ってました!の、活躍著しいジョージ・マッケイ。

影を背負ったようなミステリアスさを感じさせ、怪しい魅力を放つ。
ジョージ・マッケイの見事な筋肉美も、何度も拝めるのも嬉しい。
これまたスタイル良くて、細マッチョでカッコ良かった。

ネッドは家族の元に帰るが、横暴な警察は何かと言いがかりをつけて挑発。
彼や家族を投獄しようと狙い、理不尽な仕打ちをしてくる。

ネッドに屈折した想いを寄せ、執拗に追い詰める警官フィッツパトリック。
ニコラス・ホルトの全裸姿まで拝めるという、驚きのファンサービス。
どの人も素敵で、綺麗な肉体美が目の保養になった。(笑)

ネッドは娼館でメアリーと出会い、そのまま恋に落ちるのだが。
歪んだ母との複雑な関係性が、さらに依存度を高めねじ曲がっていく。
家族への愛はあるものの、家族の呪縛から逃れられないややこしさ。

権力者の横暴な振る舞いを目の当たりにし、苦しめられてきたネッド。
悲惨な境遇から抜け出そうと、必死で苦悩し、怒り、もがく。

ネッドの葛藤は、切なくも生々しく、悲痛感がありどこか虚しい。
ネッドは家族や仲間への愛、自らのアイデンティティと正義の為に。
弟や仲間たちと共に「ケリー・ギャング」を結成し、権力と差別に立ち向かう。

やがて、国中にその名を轟かせる、伝説の反逆者となっていく。
見た目の奇抜さ、行動の奇行さ、まさに狂気に染まった犯罪者。

英雄と言うにはあまりに泥臭く、儚げで危うくて胡散臭い。
彼の凶行ぶりが衝撃的で、共感出来ず感情移入が難しかった。

クライマックスの銃撃戦は、迫力あり映像も斬新でスタイリッシュ。

捕らわれてもなお、母の存在が最後まで彼に付きまとう。
最期の姿はただただ虚しく、パンクな生き様と物言わぬ抵抗が切なかった。

豪華なキャスト陣と熱演ぶりは楽しめたが、エンタメ性は・・・。
娯楽作というほど気楽ではなく、実話の伝記モノ・・・ではあるが。
ヒーロー然としてなくて、イマイチ世界観に乗れなかった。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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