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4.0点
ネタバレ謎の安定感がある作品
マーベルには珍しく中国(アジア人)メインの世界観です。 作中は衣装デザインや雰囲気など中国テイストだったものが、シャンチーのお母さんが用意していた戦闘服が、いきなりスパイダーマンみたいな近未来デザインのスーツで笑ってしまいました。 最終的には中国っぽさやカンフーアクションからはどんどん離れ、シャンチーがドラゴンと一緒に戦い、カメハメ破でクリーチャーを撃破するファンタジーみたいな作品になってました。 相方のヒロイン役の方の演技がコミカルで上手なので、シャンチーを上手い具合に引き立たせていましたが、シャンチー単独だと個性が薄いので棒になりそうです。 エターナルズでも感じていましたが、 アジア人を起用すると、 なぜかイケメンではなく普通によくいるおっちゃん、近所のお父さんみたいな雰囲気の方が、マーベルデザインの衣装で出てくるので、 カッコイイというより、ほっこり親近感が湧きます。 また、シャンチーよりシャンチーパパの方が、 性格や葛藤、動機など人物像が丁寧に書かれており、 作中1番テンリングを使用していた事もあり、 印象に残りました。 ただ、暗殺集団のボスで怖いエピソードがあるのに、怖いオーラが無くどうしても悪には見えませんでした。お顔や表情から優しさが出てしまっていて、演技も良い味を出しているマイホームパパみたいでした。 内容はマーベル映画いつも通りの、 深く突っ込んだらダメなパターンです。 終わり方も◯◯はまた帰ってくる。 のお決まりです。 真面目に見るとカオスなので、 ボーっと見ていると感動します。
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