あらすじ・解説
地方都市に強い地盤を持ち、衆議院議員に何度も当選してきた川島昌平の事務所で私設秘書として働いている谷村勉(窪田正孝)。中堅秘書として議員のサポート役に徹し、今の仕事にも満足していたが、ある日突然川島が病で倒れ、時を同じくして衆議院が解散する。地盤を継いで選挙に出る人物として、川島の娘の有美(宮沢りえ)が選ばれる。
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作品レビュー(56件)
- oce********
3.0点
本来の選挙に出る予定だった川上だが病気で、代理として娘の有美が出馬することに。 ところが有美は奔放な性格のため、選挙委員会の谷村たちは振り回されることに。 よくある選挙コメディの枠であり、今更宮沢りえがこんな役をやる意味が分からなかったが、中盤辺りから微妙に変化が。 政治に切り込む題材へと変わっていく中、それが結果的に快感へとはならない結末。 いわゆるこれからがんばりましょう的な終わり方。 だから後味としては物足りない印象。 まあ軽めのコメディとしてみればそこそこ楽しめるかも。
- WXYは知ってても、それだけじゃ
2.0点
選挙アルアル、政治家アルアルでストーリーは無し。 秘書の現実肯定度が半端ないのが特徴的。
- hin********
4.0点
選挙直前に現役議員の父が倒れて入院してしまったため、急遽後継候補に指名された川島有美(宮沢りえ)。彼女を無事当選させるべく奮闘する秘書、谷村(窪田正孝)。 最初は常識知らず、身勝手でお子ちゃまな有美さんに反発を感じるんですが、ジジイどもの画策と思惑を見ているうちに「あれ、実は有美さんのほうがマトモじゃないの?」と思えてくる。 で、めっちゃ大人な谷村も、ふとしたきっかけから有美さんのほうがマトモじゃないの? と感じるようになり、有美さん側に立つようになる。 某新聞の映画評で「コメディ」と紹介されており、あらすじを読んでみると面白そうだったので観にいったのですが、期待ほどには笑えなかったです。 物語の展開が見事に(私の)想像通りだったのはちょっと減点かな。あと、怒鳴り合いが多くて台詞が聴き取りにくい場面が多い。 でもまあ、後味はすっきりだったので佳作の評価。それと、ピアノをメインにしたBGMがなかなかよかったです。
- aoa********
4.0点
面白かった。序盤は選挙コメディだと思っていたが、物語中盤以降は日本の政治体質(代議士制度)を皮肉った風刺作品だった。近年公開されて話題になった『はりぼて』や続編が公開中の『なぜ君は総理大臣になれないのか』なんかと併せて観ると面白さが増すと思う。世間知らずのお嬢さまを世襲議員にしたプロットも面白い。逆に彼女を取り巻く秘書役を若手にしたのもギャップがあってGOOD。慣例を打ち壊すのは若い人なんですが、彼らがどっぷり慣例に染まっている姿を描きたかったようにも感じます(その結末はぜひスクリーンで)。 映画として観た場合はかなり平坦な印象を受けるフィルムづくりで、カメラワークも凝った構図は入れずにシンプルに撮ってあります。全体的に抑えた配色は、主人公の赤い衣装を異色に際立たせてますね。彼女だけ浮いている感じが出ていて良かったと思うし、監督のセンスが出ていると思います。音の使い方もいたってシンプル。キャスティングも要所を抑えた配役で好感が持てました。おススメ。
- ヨシ
5.0点
期待以上に良かった! 政治って世の中を良くするため、日本を、地方を、地域のため、って側面あるが、その実態は様々な人が自分たちのために行動してるというのが良くわかる。 でもそれでいいし、もっと俯瞰して言えば政治だけではなくそうやって世の中は回っている。 主演の二人もほんと演技上手い。 見ていてあっという間でした。 以下見ていて思ったフレーズ。 神輿を担いだら乗っかってるものはどうでもいい、目的達成のために動くプロ集団、 巨大なシステムの歯車、既にできた枠組みの外への挑戦、大きな流れの中で流されながらも自分のできることって何なのか、世の中は思い通りにはいかない。 2022映画館での鑑賞4本目。
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