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密航者

密航者

STOWAWAY

116

sak********

2.0

ネタバレ淡々と絶望へ向かう静かなSF

火星へ航行中の宇宙船に予定外の人間が紛れ込んでしまったら? というSFパニック作品。 なるほど・・・と思いつつ、 そもそもそんな事あり得る?とか 2年も掛かるのに2重3重のフェイルセーフ設計になってないの?とか いろいろ疑問は疑問で浮かんでしまう設定ですね。 トニ・コレット始め 出演者の演技も控えめでリアリティを感じます。 また面白い事に 地球上にいる管制官の姿も声も一切出て来ず、 今相手は何て言ってるの?とこちらが思ってしまうので 我々が船内にいるかのようなリアルさの演出に 成功してると思います。 唯一のアクティブなシーンが 酸素を取りに行くくだりだけというぐらい 終始落ち着いた展開で 派手さは全くありません。 全編に渡って静かな作品です。 ラストシーンは え?そこで終わるの?って所で終わってしまいます。 彼女はもちろん放射線を浴びてもう助からないですし、 残った3名も明らかに酸素不足で助からないですよね? もう絶望的です・・・。 設定としてはまあ悪くもないですし それなりに最後まで面白く見られましたが、 結局救いがないラストに着地するだけなので 見終わっても まあそりゃダメか・・・ という消極的で切ない気持ちしか残りません。 確かにSFとしての出来は悪くないと思うんですよ。 でも、出来事の発覚からあまりに淡々と バッドエンドに向かうので 高揚感が全くないんですよね。 狭い船内でどんどん追い詰められて行くクルーたちを ただただ眺めているような そんな作品でした。

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