あらすじ・解説
1980年代、マレーシアで2人目の女性裁判官として多忙な日々を送るユンリン(シルヴィア・チャン)は、さらにキャリアアップしようとしていた。そんなとき、かつて愛した日本人庭師・中村有朋(阿部寛)が、ある財宝にまつわるスパイ疑惑をかけられていることを知り、彼の潔白を証明しようと決意する。ユンリンの脳裏には第2次世界大戦後の1950年代、亡き妹の夢である日本庭園を造るため中村と出会ったころの記憶がよみがえる。
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作品レビュー(13件)
- ひーろーかむおん
3.0点
まん延防止期間中は在宅勤務が多く、観た映画がどんどん増えて未レビューが一杯溜まってしまったので、一口寸評にする。 あらすじは、横着をして、WOWOWの解説の次のとおり。 『1950年代、イギリス統治下のマレーシア。 日本軍の収容所に入れられ、妹を殺された過去を持つユンリン(リー・シンジエ)は、妹の夢だった日本庭園を造るため、日本人庭師・中村(阿部寛)のもとで働くことになる。 日本人に対する複雑な想いを抱えながらも、ユンリンはいつしか孤独で謎めいた中村に惹かれていくのだが……。 一方1980年代。 裁判官となったユンリン(シルヴィア・チャン)は、かつて愛した中村がスパイとして糾弾されていることを知り、その真相を調べていた。』 上記の二つの時代の他に、戦時中の1940年代があり、その時代は日本が大東亜共栄圏という名のもとに浮かれ騒いでいた時でもあり、日本軍の鬼畜の如き蛮行も描かれているが、眉を顰めつつも認めざるを得ないだろう。 その蛮行の中でユンリンの妹は殺されてしまったのだが、日本庭園を造りたいという妹の夢を叶えるべく、ユンリンは憎悪の対象でしかない日本人庭師の中村の許に弟子入りするのだ。 で、ユンリンの中村への愛憎入り混じっていく過程には魅せられたが、泰然自若とした中村がユンリンの気持ちに応えた成り行きが唐突に思え、更に、皇室御用達の庭師が彫師であることも怪訝に思われた。 でも、惨たらしい戦争を挟んでの、謂わば敵・味方の壁を乗り越えてのラブ・ストーリーは哀感たっぷりだった。 でも、このラブ・ストーリーにミステリー要素も織り込んでくるので、話はこんぐらかってくる。 しかも三つもあるので、頭をフル回転させないと追い付けない。 中村のスパイ容疑とユンリンの妹が囚われていた収容所の場所は兎も角として、「山下財宝」まで絡めてきたので、話が散逸になってしまった感は否めない。 でも、阿部寛の静謐でミステリアスな佇まいと相手役の2人の女優の熱演は見応えがあり、一見の価値は大いにありの3.4点といったところかな。 (メモ パスワードを忘れてトラブってしまったので、新たに開設した。 旧(fg9)レビュー数:4100件、新レビュー数210件目)
- hechonaps
4.0点
ネタバレ夕霧庭園
このレビューにはネタバレが含まれています。 - wxj********
3.0点
ネタバレ時を経て想いを知り過去と向き合う
このレビューにはネタバレが含まれています。 - mai********
5.0点
こんなに素晴らしい最後に繋がるとは思いもよらず! 日本の文化や芸術が育んできた『わび・さび』の美意識を 日本以上に海外で理解され、海外作品として映画化される。 こんなの……… 厭うべき時代であり、生き方であった。 戦争の時代をあのように生きるしかなかった男が 愛してくれる女性に向かって精一杯の心を込めて作り上げた侘び寂びの世界。 そこに彼女への赦しを乞う思いを込めて… 戦争中、戦後、そして現在という時間を行き交いながら 男が何を思って生きてきたのかを解き明かしていく壮大な物語。 日本庭園、灯篭、刺青……… 多くを語らない男が、その胸中に宿していた葛藤を ヒロインが少しずつ解き明かして理解していく。 その全てがわかった時、別れになった時の彼の表情、視線の優しさ。 その全てが贖罪の思いに繋がっていて その全てが深い愛情に繋がっている。 悲劇でありミステリアスでありロマンスである。 静謐に包まれた作品の中で激しく心が動いていく作品でした。 2021年10月16日シネマテークたかさきで鑑賞
- zud********
3.0点
人に教えを乞う立場なのに、主人公が偉そうで嫌だった。何か、浅茅陽子みたい。 ストーリーもよくわからなかった。ゲリラと日本兵も区別がつきにくい。 芸術を複数極めるのはよいと思うが、造園と入れ墨ってどうよ?
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