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復讐者たち (2020)

PLAN A

監督
ドロン・パズ
ヨアヴ・パズ
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3.68 / 評価:87件

忘れられない映画になりました

  • ktq******** さん
  • 2021年8月27日 13時59分
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

いつも観客動員数ではマイナーなしかし良質な映画を上映してくれる映画館、熊本市の電気館で観た。田舎から車で30分余り、無料駐車場から歩いて25分。
 アウシュビッツレポートを観て、もう胸一杯であったが、また出直すのもつらい、収容所にいた人たちを思えば、この疲れくらいと10分休憩の後、本編を観る。復讐した事実があったことなど知りもしなかったので、そう言われればそういう気にもなるのは当然と思った。歴史の一端を見ることが出来、よかった。
 監督の覚悟、役者たちの精進が映像に見えた。スピルバーグの『シンドラーのリスト』で収容所に運ばれてきたユダヤ人を演ずる全裸のエキストラの名もなき人々のシーンが出てきたとき、その事実もだが、老人も婦人も皆、この映画を成功させようとする思いを想像するとそれだけで身震いした。今回も同じ思いを持った。
 ナチへの個人的な復讐はそれほど多くはなかったと本作のパンフレットにあるが、個人的に罪を裁く人たちに代わり、その罪を問い続けたのはドイツである。
『今もナチ犯罪者を追い続けている。余命いくばくもない車椅子に乗った老人が、カメラのフラッシュが降り注ぐ中、裁きの場に引き出されるのはそういう理由だ。』(武井彩佳記)
 元ナチ将校の残虐な仕打ちへの個人的復讐を法廷の場で裁いたのが2019年のドイツ映画の『コリーニ事件』である。この映画を友に友人に紹介したが、彼もえらく感動していた。小説も面白い・映画はツタヤにあるはずだ。
 つくづくドイツという国の戦争犯罪に対する処罰は日本と遠く離れているなと思う。日本も先の戦争に真摯に向き合い、しっかり反省していたら、戦争に深く関わった者たちが戦後政治に登場することはなく、その孫ももっと平和な日本をつくろうとしに違いない。『過去に真摯に向き合うことがなければ、また同じ過ちを行う。』今の日本も危ない橋を渡ってると私も感じている。
 さて映画は主人公が最後に別天地で新しく生活を立て直していくとだろうという含みを持たせてくれたのでいくばくかの安心ができた。

詳細評価

物語
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音楽

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