東京オリンピック2017 都営霞ヶ丘アパート
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(5件)


  • ccv********

    4.0

    淡々と現実を伝えるドキュメンタリー

    奇をてらった過剰な演出もなく、住人のそのままの姿や声を届ける。 解体を決定したのは、当時の都知事の「小汚い」という言葉。団地のコミュニティが高齢になって破壊された絶望。 人が住んでいる場所を「小汚い」と表現し、いとも簡単にコミュニティを分断した。歳をとり、それぞれがバラバラになる、これがどんなに残酷なことか、この映画で実感した。 都は引越し代を175000円しか出さなかった。ほとんどの住民は手出しした。 この映画を観たのは数年前だが、これを観て「私たち庶民はこうやって簡単に切り捨てられるのか」と絶望した。 今回「東京2020オリンピック」の公開で、この映画が浮上した。引越し代をまともに払えない国が、この映画に税金を注ぎ込んでいる。こういう人たちの犠牲の上に成り立っていることは、おそらく1ミリも表現されてないんだろう。音楽を担当されてる方も、どういう気持ちで製作されたのだろうか。この映画の音楽は「あまちゃん」の大友良英。対比すると一体何を大切にして音楽を作ってるのかが一目瞭然だ。

  • ガーディニア

    4.0

    風街ろまん

    1964年のオリンピックの際に建てられた都営団地が、2020年のオリンピックの際に新国立競技場の邪魔になるからと、立ち退きをされるお話。 この映画の主人公は、立ち退き対象の霞ヶ丘アパートの住民たち。皆それなりにお年をめされて、彼らの住居は生活臭ぷんぷん。時折映される団地内のボロいスーパーも昭和な味わいで、毒蝮三太夫あたりが似合う、お年寄りコミューン。 つい数年前まで都心にこんなレトロな団地があったことにもおどろいたが、立ち退きを迫られて戸惑う老人たちの姿に衝撃を受けた。あの酷いオリンピックのために、弱者が犠牲になる、そのやりきれなさに! この歴史はきっと繰り返すのだろうか、いつか自分もこんな老人たちのようになるのだろうと絶望な気持ちで見ていたが、最後の、満身創痍のはずの老人の青空をかけてゆくようなランニング姿に救われた。その姿は小市民がこの街で生きていくことの意地、証の記録なんです。

  • tcp********

    4.0

    事実を淡々と記録すること

    東京オリンピックの陰で起こった、住民と政治の対立の物語。事実を淡々と記録することの大切さ。住み慣れた家を無理やり奪われ転居を余儀なくされる老人達。これは悲劇だ。ある意味共産主義的とも言える。中国じゃあるまいし。

  • 加藤憲一郎

    3.0

    パンケーキを毒見するなどよりも

    よっぽどマシな映画。変に論ったりするプロパガンダに堕しておらず、変な視点もなく中道的。まあ、単調さは否めないが。

  • jih********

    5.0

    非人道的な東京都

    東京五輪の為にはなんでもやらかす東京都の横暴、非人道、非情を描いた優れたドキュメンタリー。 美しい神の国もいよいよ姥捨山を容認するようになったんだよ。

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