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上映中

劇場版 きのう何食べた? (2021)

監督
中江和仁
  • みたいムービー 923
  • みたログ 2,848

4.17 / 評価:2413件

性別関係無しの‟幸せ”のヒント

  • UrbanDockGoer さん
  • 2021年11月16日 6時52分
  • 役立ち度 23
    • 総合評価
    • ★★★★★

ゲイものは生理的に受け付けないので、TVドラマは全く観ていない。
でも、最近なかなか映画に付き合ってくれないカミさんがドラマのファンで、珍しく「観たい!」と言うので鑑賞。




【物語】
筧史朗(西島秀俊) は小さな法律事務所で働く弁護士。 矢吹賢二(内野聖陽)は美容師。
2人は永く恋人として連れ添い、一緒に暮らしていた。

あるとき、史郎が賢二への誕生日プレゼントとして提案した京都旅行に出掛ける。賢二は大喜びで2人きりの旅行を楽しむが、一方でこれまでゲイカップルであることを表に出したがらなかった史郎がなんで、態度を変えたには何か訳があるのではと不安になって来る。ついに、不安を隠し切れずに、史郎にぶつけると、史郎はある後ろめたい出来事を賢二に告白する。


史郎と賢二の生活の中で、2人の肉親や周囲との関係と思いが描かれる。



【感想】
生きる上で、大切なことや幸せって何だろう?
という示唆を色々与えてくれる作品だった。

自分が一番大切な人と人生を一緒に歩めることの幸せ。
でも、決して2人だけで生きているわけではなく、周囲の人有っての自分達だから、周囲の人も幸せで居て欲しい。周囲が不幸であっては、自分達も幸せになれない。
そして、おいしいものを食べられることもまた、幸せの基本なのかなと。


予告でも使われている賢二の言葉、
「誰かが嬉しいことって、嬉しいじゃない」
というセリフも刺さるものが有った。
人間実際は必ずしもそう思えないのだが、そうありたい。
そうなれる自分になりたいと思った。
気持の余裕と言うのか、度量の大きさと言うのか。

そうでないというのは、他人の幸せを妬んだり、他人の価値観を認められなかったりすることであり、無くても良い争いや、無駄に傷つけ合う言動を産むのだから。 
何よりそう思えれば自分も幸せな気分もなれる。
胸の奥にしまっておきたい言葉だ。


役者達の上手さも、この作品が心地良いものにしていると思う。
特に内野聖陽は凄いと思った。
これまで観て来た内野は、骨太で非常に男らしいところが魅力だった。
しかし、本作では真逆の設定なわけだが、元々こういう役者だったかのようななりきり方。
素晴らしい。


最後に言っておくと、ゲイ作品嫌いの俺にもストレス無く観られた理由は、性的描写が一切無いこと。 そして、本作の主題は男女のカップルに置き換えても、全く変わらない普遍的テーマであることに気付かされる。
だから、俺同様の人にも抵抗なく見られる作品になっているのではないかと思う。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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  • 楽しい
  • 知的
  • コミカル
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