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ONODA 一万夜を越えて

ONODA/ONODA, 10 000 NUITS DANS LA JUNGLE/ONODA: 10,000 NIGHTS IN THE JUNGLE

1742021年10月8日公開
ONODA 一万夜を越えて
3.8

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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

太平洋戦争末期の1944年。特殊訓練を受けていた小野田寛郎に、ある命令が下る。それはフィリピン・ルバング島で援軍部隊が到着するまでゲリラ戦を指揮せよというものだった。出発前に上官の谷口(イッセー尾形)から「君たちには、死ぬ権利はない」と言い渡された小野田は、その言葉を守って終戦後もジャングルで身をひそめていた。やがてそんな彼の存在を知った旅行者の青年が、ルバング島の山奥に赴く。

シネマトゥデイ(外部リンク)

予告編・動画

作品レビュー(72件)

切ない21.1%悲しい15.1%絶望的12.4%勇敢11.4%泣ける11.4%

  • oce********

    4.0

    たった1人残された

    太平洋戦争でフィリピンのルパング島で兵士として身を投じた小野田寛郎。 自決しないことを良しとする教えに従い、時間とともに減っていく兵士の中で、ただ1人となり、戦争が終わったことを告げられずに島に留まっていた。 これは実話であり、国からある意味見捨てられた兵士の話でもある。 自決しない教えは当時の日本兵としては正反対のことであり、だからこそ生きれたともいえるし、戦争が終わってないことを知らないことにも納得できる。 日本だけが制作国ではないが、特に現地の描写が非常にリアルであり、そこに息づく空気感。 現地の人間や、日本兵たちのやり取り。 これが邦画としてできないのは日本の問題だろう。 後日談として小野田寛郎は後にブラジルへと移住することになる。 まあ日本にいたら客寄せパンダとして扱われただろうから、この選択は理解できる。

  • mai********

    4.0

    命令の大切な部分を見失った男

    何としても生き残れという命令は確かに果たした。 だが、命令はこうも言っていたはず。 『自分で考えて判断せよ』と。 森に隠れて彼が何を成せたのだろうか? 何も成せてない。 米軍に攻撃を仕掛けたのか? してない。 米軍の補給路を混乱させたのか? してない。 米軍の様子を偵察し、報告をしたのか? してない。 ただ米軍が怖くて、森に隠れていただけ。 当時の教えがそうだったからという事だけで納得できるか? 投降した日本兵も数多くいたのだから。 そんな彼らは『自分で考えて判断した』のではないか? 中野学校の思想はあるとしても 自分で判断しろという事を放棄して、ただ逃げ回っていただけの男に 何の素晴らしさがあるのだろうか? もっと早く投降する事を判断していたら 同行していた仲間たちの命を救う事もできたはず。 彼らを犠牲にして、自分だけが生き残った。 『忘れない』と花を手向けて回っていたが それも自分が生き残ってこその事。 あのまま投降(姿を現す)することなく終えていたら 彼らの足跡ごと消えてしまっていた。 彼のやっていた事は無意味で無駄な事だったと結論するしかない。 自分で考える事を放棄して、ただ単に命令に従い続けた男の姿は ただ愚かだったとしか思えませんでした。 2021年12月12日前橋シネマハウスで鑑賞

  • wmd********

    3.0

    評価が難しい・。

    映画は映画だと思っているし、ドキュメンタリーでもないし、小野田さん自身がシナリオを書いたワケでもない・。 だから事実と違うのは仕方ないが、ちょっと違い過ぎたかな・。 それと個人的には少年時代ならともかく、青年になってからの話なんだから、全編 津田寛治さんが演じても良かったと思う。

  • hmf********

    3.0

    リスペクト失敗

    まず、ある軍の試験に落ちて、失意の底にあった小野田さんが中野学校に拾われたような表現の冒頭シーンがおかしい。小野田さん自身、自動車の運転や写真撮影ができて、語学力もあったから選ばれたんだ、と著書に書いておられるのだから、そういった長所をきちんと描いてあげてほしかった。飛行場襲撃のような派手な戦闘シーンを描いていないことは、外国人の観客に「日本兵は野蛮だ」という印象を与えないのでありがたかったが、小塚さんが漁師の銛で刺されて亡くなるシーンなど、フィリピンの人たちを野蛮に描いているから微妙な気分になった。小野田さんの周囲の方が戦死された状況を丁寧に描いているから、亡くなられた方(小野田さん自身を含む)に対するリスペクトの気持ちを監督さんは持たれているのだろうけど、肝心なところで映像表現優先の事実改変があって残念。 そして、小野田さんを描くなら、帰還してからのインタビューや事業経営について触れなければ、小野田さんが単に「兵士として強かった人」になってしまう。 ただし、映像表現は一級品。小野田役と小塚役の俳優さんは途中で交代しているが、本当に同一人物が年老いたようにしか見えなかった。 全体の流れも、もう3時間も経ったのかと思わせるよう緩みなく構成されていたし、音楽で感情を引っ張ろうとせず、BGM少な目にしていたこともよかった。 最後に蛇足ですが、僕が和歌山県人なので、父親の発言はやっぱり紀州弁にしてほしかったわ。

  • nn1********

    4.0

    一口寸評

    3時間近い長尺に恐れをなしてためらっていたが、やっと見ることができた。 反戦の思い、戦没者の鎮魂のために日本人が撮るべき素材を、前の戦争の敵国に作られてしまうとは残念なり。 原作も、今は日本に在住する当時28歳のフランス人が書いた著書(なんと75年に上梓)で、偶然が重なって映画化されたという。 74年、フィリピンのルバング島から、約30年ぶりに、日本兵の小野田寛郎さんが帰って来た時は本当に驚いた。 だが、いつから一人になり、どのように生活し、何故帰国するに至ったのかは初めて知った。 「君に死ぬ権利はない」、彼は陸軍中野学校の教官(イッセー尾形)に洗脳されていた。 日本人の生真面目な気質や、天皇制の存在が彼のような人間を生んだのだ。 欧米人で、こんなに長く戦地に留まった兵士の話は聞いたことがない。 青年期の小野田役遠藤雄弥はともかく、壮年期の彼を演じた津田寛治が激似だった。 映像はシャープながら174分はやはり冗長、もう少し簡潔にできたのではないか。 冒険好きの若者(仲野太賀)が島で小野田さんと会え、その後尽力していなければ、彼は今もまだ島に残っていたかもしれないのだ。 数々の偶然やその運命に絶句する。 内容の重さはともかく、映画そのものの評価は4.5★。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
ONODA 一万夜を越えて

原題
ONODA/ONODA, 10 000 NUITS DANS LA JUNGLE/ONODA: 10,000 NIGHTS IN THE JUNGLE

上映時間

製作国
フランス/ドイツ/ベルギー/イタリア/日本

製作年度

公開日

ジャンル