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上映中

沈黙のレジスタンス ユダヤ孤児を救った芸術家 (2020)

RESISTANCE

監督
ジョナタン・ヤクボウィッツ
  • みたいムービー 65
  • みたログ 77

4.25 / 評価:59件

また、あの時代の勇気の行動が明かされる!

  • sou******** さん
  • 2021年9月22日 19時27分
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

自分が不勉強なのは承知しているので、パンフレットを買わなきゃね。そう思いながら鑑賞した。

映画が監督達の心意気なら、パンフレットの紙質にも心意気を感じた。
語られなかったマルセル・マルソーの物語を伝えたい人々の想いが詰まった作品だと思う。

正直、知らなかったパフォーマーの話で、当時のフランスの歴史の流れも詳しく把握出来る僕ではなかった。
それでも、マルソーの人物像をもっと知りたいと思わせる映画だったし、時代背景も知りたかった。
必然、パンフレットが手元にある。

なんでも映画の内容は、マルセル・マルソー自身が語ってこなかった話らしく、彼の従兄弟による話から追跡していって紡いだ脚本だと言う。
マルソーはレジスタンス活動をしていたらしい…その程度の話しか知られていなかったところに、一つ一つ証言を発見していくと、ユダヤ人の子供達100人を越えてスイスへ逃した事がわかった。
その危険を顧みない救出に至るまでの行動が、映画の題材となっている。

パンフレットには、マルソーに師事した日本人の方の寄稿がある。映画に描かれるようなマルソーじゃなく、戦後パフォーマーとして名声を得た人物像としての紹介記事だ。
パントマイムの教師として、同時にパフォーマーとしての人物像が紹介されている。優しさとユーモアと芸術への情熱を持つ人物だと伝わる文章だった。

そんな芸術家が一時はレジスタンスに加わり、後に子供達の救出へ活動を転換していったのか…?
パンフレット片手に思い出す場面場面の記憶が、より重たくも熱を帯びてくる。

パンフレットでは、WW2におけるフランスの年表もあり、更に物語の把握に役立った。

フランス革命のあった国だ。WW2でのレジスタンス参加の人数を知れば、この映画を観ながら、フランス人の気質や人権に対する土壌が少しは感じ取れたのかもなぁ…とも思える。

同時に、著名なマルソーだからこそ、歴史の闇から浮かび上がった勇気ある物語だとも言える。彼の起こした愛ある物語同様に、まだ見ぬ名もなき勇気ある人々の活動も何処かに隠れているかもしれない。

ラストの舞台。マルソーの「ピップの兵士」と言う演目の一部だそうだ。青年ピップが、平穏な日々から戦場に駆り出され、恋人や戦友と死に別れる話。
語り継ぐ代わりに、沈黙の無声パントマイムで人々に戦争を伝え続けたそうだ。

鑑賞を終えて、映画の物悲しさ以上に、多くの子供達を救い、多くのお弟子さんを残した、戦後にあるマルソーの事実で救われる気持ちになれた。
憎しみ以上の愛を残されたのでは?そう思えるんだよね。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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  • 勇敢
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