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沈黙のレジスタンス ユダヤ孤児を救った芸術家
2021年8月27日公開

沈黙のレジスタンス ユダヤ孤児を救った芸術家

RESISTANCE

1202021年8月27日公開

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5.0

ハラハラさせられるけど、いい映画でした。

マルセル・マルソーのフランスでのレジスタンス運動を描いたもの。 マルセル・マルソーといえばパントマイムの第一人者だということは知っていたのですが、こんな形でナチスに対するレジスタンスをしていたとは知りませんでした。(この映画のレビューのほとんどがこうした分から始まってますね。) もちろん、「事実を基にした」というのであって、これがすべて事実というわけではないのでしょうが、それにしてもナチに対して命を懸けてレジスタンスをしていたということは、マルセル・マルソーの単なるパントマイムの才能以上の、人間に対する熱い信念を感じさせてくれます。 そうした意味で、この映画の中でもっともすぐれた部分は、フランスでレジスタンスたちを追い詰める、ナチの親衛隊員バルビーの描き方だと思いました。 マルセルらの逃亡の中で、娘を想う優しい父親の面を見せたところ、そう、冷酷残忍な男にも、よき父親として一面があることを描くことで、逆に彼らがおこなった行為の非人間性をあぶりだしているかのようでした。 この部分の描き方にもう少し力を入れてほしかったように思いました。 レジスタンスを追い詰めるためのナチの残虐さ、逃亡劇のハラハラさが強すぎ、エンタメ性が強くなってしまったのは、一般受けはするのでしょうが、作品の本質がわかりにくくなってしまったような気もします。 マルセル・マルソーを演じていた役者さん、どっかで見た顔だなと思ったら、先日の『ゾンビランド』のさえないお兄ちゃんじゃないですか。 ジェシー・アイゼンバーグ、いいですね、この役者さん。 でも、かなり力を入れたであろう、パントマイムがいまいち面白くなかったのは残念。 映画としては、もっと、パントマイムを生かしてほしかったようにも思いました。 それにしても、こういう形でもう一度、マルセル・マルソーが脚光を浴びるというのはいいことだと思いました。

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