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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者
2022年7月29日公開

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者

JURASSIC WORLD: DOMINION

- 2022年7月29日公開

val********

5.0

「ジュラシック」シリーズの総仕上げ、恐竜パニック+定番アクション展開

海外で観賞しました。 ジュラシックシリーズは大ファンで、いつも公開当日に即映画館に足を運んでいます。 予告編でも既にご覧になったとおり、過去二作のジュラシック・ワールドの主人公オーウェン&クレアに、ジュラシック・パークの主人公アラン&エリー(+イアン)という新旧入り混じっての豪華メンバーによる総仕上げです。 前作で人間界に放たれてしまった恐竜たちが、人間による密輸などを通して世界中に拡散してしまった社会。そんな中、恐竜と共存する方法や意義はあるのか、という問いかけがテーマになっています。 シリーズのファンとしては満足のいく内容でした。 それでも個人的には完璧とは言えないとも思いました。 【良かった点】 ・登場する恐竜の種類が豊富。しかも羽毛のある恐竜とか、最近の研究結果に乗じた設定。 ・恐竜に襲われる圧巻のアクションシーン満載。 ・ただのアクション映画でなく、恐竜という課題に基づいた適度なストーリー展開も、映画の全滝的なペースを上手く調整。 ・豪華なキャラクター陣。前述の5人以外にもこれまでの作品に出てきた人物が数名登場。 ・ハイブリッド系恐竜はなし。個人的にもうハイブリッドはいらない。 ・オーウェン&クレアと、アラン&エリーの関係性の進展。もちろん恐竜映画の中ではおまけ程度の描写ですが、個人的に良かった。 ・悪役の動機。これまでは常に「恐竜を売買、見せ物にして金稼ぎ」だったけど、違う方面に思惑があったのが新鮮だった。 ・恐竜との共存の可否に対する問いかけに下した最後の決断。個人的にはそれで良かった。 ・これまでの作品でも御馴染みのRexy(背中に傷跡がある大御所ティラノサウルス)とブルー。やっぱり恐竜でもキャラとして立っているこの二匹の登場は素直に嬉しい。 【イマイチだった点】 ・第一作目のジュラシック・パークや二作目のロスト・ワールドであったような緊迫感が損なわれた。ワールド編に入ってから言えることですが、ジュラシックならではのホラー要素が欲しかった。「味方の中でも誰がいつ死ぬか分からない」的なハラハラ感はなかった。 ・恐竜に襲われるシーンとかは迫力あったけど、ワイルドスピードや007のような定番スパイ、アクション映画を見ているような感覚だった。 ・悪役がつまらない。動機は良かったものの、キャラとしての魅力がなし。多分これまでの6作の中で一番印象薄かったし、なんか最後があっけない。 ・窮地では常に都合のいい展開。何でもその状況を解決できる人がいきなり味方になる下りは結構雑だった。 今作では映画中でも「白亜紀」の言述が多かったように感じます。 恐竜時代は「ジュラ紀」とその後の「白亜紀」があるので、もしかしたらこれはジュラシックシリーズの終幕の後に待ち構えている幕開けを示唆しているのかな、と個人的に思いました。 「ジュラシック」シリーズはこれで完結、でもオンラインで調べたところ、制作陣は今後の意向についてはあえて白黒をはっきりさせていません。それはある意味まだ続けて欲しいという私にとって希望でもあります。 突っ込みどころも多い今作でしたが、子供の頃からジュラシックの6作品を全てタイムリーに映画館まで観に行った私にとっては、お腹一杯な作品になりました。 後は今週の土曜日に家族と第二ラウンドです(笑)

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