2021年11月5日公開

花椒の味

花椒之味/FAGARA

1182021年11月5日公開
花椒の味
4.0

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(12件)


  • mas********

    4.0

    多情な老豆。

    あー、娘の立場から見ると、おとーさん多情すぎ。 台湾に異母妹がいることについては、「初恋」が絡んでくるけど。 大陸にも、仕入れだかで通っていた際に情を交わした女がいて子をなしていたなんてさ。 香港に住んでいた母娘にとっては非情としか思えない父親の行動が許せないのも無理はない。 死んでから、他に腹違いの姉妹がいることを知ることになるのは残酷だなーと思った。 ケニー・ビーの人の好い笑顔がいくら素敵でも、娘としてはいささかなんだかなと思う。 お葬式に呼んでみると、意外に気が合っちゃったりして。 やっぱり、自分の出自として育ってきたのが複雑だとそれぞれ悩ましき状況であったのも当然といえよう。 台湾の娘は、母親が結婚し、血のつながらない父親がいて。 家族の中で自分だけが「ベツモノ」の感がぬぐえず居心地が悪い。 母親との折り合いも避けてしまってうまくいかない。 大陸の娘は、祖母と暮らし、父親のことを一番素直に「好き」と言える。 祖母との生活も、今後もどうなるのか悩むことはもちろんある。 そんな3人が、契約の残った、父親の火鍋店を切り盛りすることになる様子が楽しそうだった。 秘伝の味はどうしたら、復活できるのか? 答えは、過去の愛から導き出されて。 父親の「味」を再現することができた。 一つの形を3人で成し遂げられたことが、それぞれの「家族」との折り合いをついけることができたのだよね。 サミー・チェンとの名コンビ。アンディ・ラウが元婚約者として登場していい雰囲気醸し出していてよかった。 リッチー・レンも恋の予感?を匂わせて。 辛い物が苦手でも。老豆の火鍋、食べてみたくなりました。

  • mai********

    5.0

    父との距離を見つめ直す時間

    疎遠だった父。 突然他界したとして、何の感慨もない。 けれど葬儀の場に現れた『娘たち』との出会いが 自分の知らない父の姿を想像させる。 そして違約金が発生するとして1年間だけ継続した父の店。 その時間。 三姉妹の過ごす時間。 彼女たちが見つめ直す父の事。 そしてそこから派生していく家族との事。 3人がいる事で、認め合える部分があり素直になれる心が生まれる。 その中で紡いでいく父の店での時間。 父がいた店の時間。 父との時間。 あぁ…父はここにいたんだ。ここに居てくれてた。 私は背を向けてしまったけれど、居てくれてた。 その事を改めて胸にしまい込んで、旅立つ。 あぁ、お店を閉めてしまうんだなと少し思いました。 三姉妹で支え合いながら店を続けるんじゃないかと思ったのですが あくまでも期間限定だった。 それは三姉妹が…いやヒロインがちゃんと父から巣立つまでの時間だったのかなと観終えてしばらくして思い至った。 とても味わい深い作品でした。 2021年12月12日前橋シネマハウスで鑑賞

  • aoa********

    2.0

    型にはまった家族ドラマ

    「疎遠だった父親の作る火鍋スープを再現するために奮闘する3姉妹」というのが基本のお話だと思うんですが、実際には母親が違う3姉妹のそれぞれが抱える家族ドラマがメイン。ただしどれも中途半端なので…特に印象に残るような作品にはならなかったです。 とにかく型にはまっているというか、演技も演出もシナリオもセリフも構成も画角も音楽も…30年くらい前の邦画、もしくは日本のTVドラマを観ているかのよう。もっと崩して香港映画の独自性みたいなものをスクリーンに期待してました。残念。

  • nn1********

    4.0

    一口寸評

    TVドラマ並みのストーリーながら、作劇と言う意味では映画の文法は外していない。 疎遠だった父の死を知らされたユーシュー(サミー・チェン)は、父の携帯で二人の妹の存在を知る。 台北に住むビリヤード選手の次女ルージーと、重慶で祖母と暮す赤髪の三女ルーグオ。 葬儀の日、初めて顔を合わせた異母三姉妹は、ゴキブリを介して?、すぐに仲良くなる。 父の火鍋屋を継いだ長女が、父の秘伝の味を出せず悩んでいると、次女と三女が応援に駆けつける…。 女性脚本家の初監督作という。 演出過剰気味なところはあるけれど、泣かせどころはしっかり。 女優陣を日本人に例えると、眼鏡の長女は松たか子、次女木村多江、三女二階堂ふみ、次女の母に風吹ジュン(泉ピン子という選択もある)あたりか。 日本でリメイクするなら、と色々な女優が頭に浮かび楽しかった。 今作は、中・香・台が平等に扱われているからいいが、これからは中国に対する表現がどんどん難しくなっていくだろう。 香港映画界よ、中国の弾圧に負けるな。

  • mas********

    4.0

    我愛香港

    香港の懐かしい感じのする映画でした。大坑が舞台ですね!香港島の銅鑼湾の近くのそこそこの高級住宅地のはずですが、庶民的な雰囲気は九龍みたいですね!葬儀も喪主は乞食の格好で、他の人は服装にこだわらないのも香港ならではですね!重慶、香港、台湾とそれぞれが出てくるのには政治的な意味はあるのかな?でも、香港らしい映画で楽しめました。でも、サミーは何で年取らないのかな?

  • ゆうじろう

    4.0

    異母姉妹たちの再生物語

    父が遺した火鍋屋を舞台に父の葬儀で初めて出会った異母姉妹たちの再生を描いた作品です。原作小説の映画化らしく、想像するに三人の姉妹たちの境遇や悩みなどは小説では詳細に描かれているかと思いますが、本作では姉妹たちのセリフや回想シーンを極みに差し込む演出で事細かな背景や心の葛藤を描くシーン無しで全く違和感なく約2時間の人間ドラマ作品として収められています。 香港映画といえばブルース・リーやジャッキー・チェンなどのアクション映画、 チョウ・ユンファなどのハードボイルド映画、古くはホイ三兄弟やチャウ・シンチ―などのコメディ映画とかなり偏ったイメージが日本ではありますが、実は人間ドラマの秀作も多く、本作もその1つかと思います。 主演のサミー・チェンが香港をはじめアジア各国で人気シンガーということもあり、過去の彼女の作品ではドラマ、コメディ関係無く挿入歌に彼女の歌を差し込むことが多かったですが、本作はエンド・ロールの彼女の素晴らしい歌以外はなく、主演=サミー・チェン映画ではなく、三人の姉妹と彼女たちを取り巻く人々の再生(というか相互理解)にスポットライトを当てた作品になっています。 残念なのは、上映劇場が異常に少ないことと予告編からは本作のテーマや良さが 伝わり難いことでしょうか。

  • mrt********

    4.0

    昭和のような懐かしさ

    全体的に懐かしい雰囲気が貫かれていて、日本の昭和を彷彿とさせます。ALWAYS三丁目の夕日みたいな。 何かお父さんの体格が良くてまっすぐこちらを見つめているので、私は三島由紀夫を連想してしまいました。顔の構造は違うのですが。 この物語は、格言のようなセリフに溢れています。お父さんに「若いのだからやりたい事をやるといい」とアドバイスされた若者が、シリアに行くことを決意した時に言っていた言葉は、「私が必要とされる場所に行きたい。でも本当に必要としているのは私の方なのかもしれない」。 「親子の確執が氷解する」などと、一言では片づけられない話。こういう話は、まとめちゃダメなんです。そのまま全体をすっと取り込まないと。 素敵な映画でした。

  • bakeneko

    5.0

    ネタバレどこの娘もみんなゴキブリは苦手!

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • fpd********

    5.0

    心に沁みる作品

    以心伝心も確かに分かるけれど、言葉にしなければ伝わらないこともたくさんある。相手が大切な人であればあるほど、家族であればなおさら、言葉にしないと本当の気持ちはわからない。そんなことをしみじみと考えさせられる映画でした。サミー・チェン、メーガン・ライ、リー・シャオフォンの三姉妹がとてもいい。そして、アンディ・ラウがでてくるとホッした雰囲気に包まれます。最後、サミー・チェンが叫ぶシーンが心を打ち、涙を誘い、秀逸です。心に沁みる作品です。

  • ken********

    5.0

    いい話

    父の葬儀で初めてであった三人の異母姉妹。 家族ってなかなか素直に思いを伝えられないですね。 裏腹な言葉を言ってしまうこともあるが、実はすごい思われていることにうるってきてしまう。 火鍋おいしそう。 いい話でした。

  • まんぼう

    5.0

    みんな良い人なんだよな、だから最高!

    香港で人気の火鍋屋さんを経営していた父親の急死を受けて図らずも対面した3人の異母姉妹。 さあバチバチするのかなと思いきやみんな優しいです。 何故かというと父親がとても良い人だったから!(なのかなw) 父親と同じ香港に住んでいる旅行代理店勤務のユーシュー 母親と一緒に台湾に住むビリヤード選手のルージー 母と義父がカナダに住むため祖母と中国・重慶に住むルーグオ 火鍋店をすぐ閉める訳にはいかないのでユーシューはとりあえず営業を続けようとする。 その渦中で実は色々と悩みを抱えている3人が絶妙な距離感で支えながら前を向くのが素敵でした。 ちょっと綺麗ごとっぽい所もあったけど。 そして、なんといっても登場人物がみんな優しんだよなぁ。 火鍋店の従業員、ユーシューの恋人、ルージーの母、ルーグオのおばあちゃん、そして何といってもただの女たらしになっても可笑しくない父親。 ※あっちこっちで子供つくってって思わせない所が絶妙。 そして後で知ったのですが、 ユーシュー役のサミー・チェンさんは香港というか世界的なトップアーティスト ルージー役のメーガン・ライさんは台湾のマルチ・アーティスト ルーグオ役のリー・シャオフォンさんは中国で人気の女優兼マルチタレント との事です。 それぞれの活躍の場をそのまま映画に取り込んだのは面白いですね。 3人とも美しくて格好良いのですが一番目を引いたのはビリヤード選手であるルージーを演じたメーガン・ライさんでした。

  • イゲ

    4.0

    思ってた以上に良かった!

    自分好みの作品で大満足! 人気の火鍋屋の主人が突然の他界。 バラバラに暮らしていた三姉妹。 ある理由で3人でお店を引き継ぐ事に。 父の味を再現しようと四苦八苦しながら進む展開。 その三姉妹にもそれぞれ背負ったものがあり、店を切り盛りするのと姉妹達それぞれのストーリーが同時進行。 普段言いたくても言えない事が関係を悪化。 父の死を切っ掛けにみんな素直に自分の思いを徐々に伝える感じの展開がとても良い。 他界した父がとても良い人。 笑顔が素敵。 過去の回想シーンや幻の様に登場するシーンがほのぼのして心が暖かくなる。 カセットテープに残された「失敗したらまたやり直せば良い」みたいなメッセージが印象的。 三姉妹も再会当初はギクシャクしてたけど、徐々に仲良くなって行くのが良かった。 親子愛や兄弟愛にとても溢れていて自分の他界した父や祖父、祖母の事を思い出す。 ラストでお店のシャッターを閉めるシーン。 残念な気もしたけど新たな人生の再スタートって感じが印象的。 ラストの歌の歌詞が本作の全てを語っていた感じ。 中国のお葬式。 大道芸人の曲芸みたいな感じで、悲しみに浸ることは出来なさそう。 火事に注意ですね( ´∀`)

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