あらすじ・解説
アメリカ・マサチューセッツ州のニューベッドフォード。15歳の少女ビリー(ラナ・ロックウェル)と11歳の弟ニコ(ニコ・ロックウェル)は、普段は愛情深いが酒を飲むと人が変わってしまう父アダム(ウィル・パットン)と共に暮らしていた。ある日父が強制入院させられることになり、保護者のいなくなった姉弟は離れて暮らす母親イヴ(カリン・パーソンズ)に会いに行くため、旅に出る。
シネマトゥデイ(外部リンク)
予告編・動画
作品レビュー(12件)
- 三茶 れな
3.0点
どこに生まれ落ちたかによって、人生が変わってしまうという事実。 「リル・バック」を観たときにも深く感じた。 子どもたちは「ワル」になりたくないと強く願っているが、どうしていいのか分からない。 現実が厳しいのは理解しているが、温かい終わり方に救われる。
- mai********
3.0点
日本だとどうしても両親のどちらかという選択肢になるけれど そんな時、必ずと言っていいほど親の意見が中心になるような気がする。 子供の言い分は聞くと思うけど 養育ができるかどうかとかの経済面や環境面で半ば選択肢が決まってしまっているような部分があるし、一度決定したら覆すのは難しい。 この作品の姉弟のように環境に問題があった時に 自分たちで行動しようとするような事は中々できないような… その意味で2人はちゃんと行動していて、その点が良かった。 よりよい環境で成長する。 たったそれだけの選択をできるような子供でいて欲しい。 それ以前に 子供たちにこういう行動をさせてしまう様な大人たちの無様さに 何とも言えない情けなさを感じてしまいました。 2021年12月25日シネマテークたかさきで鑑賞
- カンダタ
2.0点
全然たいしたことありません。 こんなんで評価4はないな。 意識高い系の人にはむいてるかも。
- bakeneko
5.0点
ネタバレいつも心にビリー・ホリデイ♡
このレビューにはネタバレが含まれています。 - nn1********
5.0点
今年のマイベストワンにするかどうかはともかく、作品の出来は評点通り素晴らしい。 『イン・ザ・スープ』(92)で名高い、インディーズの監督の作品。 同じくモノクロの本作は、25年ぶりの日本公開作だ。 画像の女性は15歳のビリー(ラナ・ロックウェル)。 父アダム(ウィル・パットン)と11歳の弟ニコ(ニコ・ロックウェル)と、マサチューセッツ州の街で貧しいながらも楽しく暮していた。 名前が示す通り二人は監督の実子。ついでに母親役も監督の実の妻。 酒浸りが原因で母に逃げられた父が、ある日強制入院させられ、姉弟は困窮する。 母の恋人の別荘に駆け込むも、そいつが酷い男で、ビリーは、弟ニコと、そこで知り合った少年マリクの3人で逃避行の旅に出る…。 これまで観てきた様々な思春期映画の、集大成ともいうべき映画愛とオマージュに満ちた傑作。 ビリー・ホリディ、ヴァン・モリソンの歌曲、そして時折挿入される淡いパートカラー映像の使い方がこれまた絶妙で。 これ以上語ると、この映画の魅力が消えてしまいそうなので止めておく。 誰が見ても、いい意味で泣けること間違いなしだ。
スタッフ・キャスト
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