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土竜の唄 FINAL
2021年11月19日公開

土竜の唄 FINAL

1282021年11月19日公開

rgu********

4.0

ネタバレこれで最後となるか!?

『土竜の唄 潜入捜査官 REIJI』『土竜の唄 香港狂騒曲』から続く土竜の唄シリーズの最終章。生田斗真の全裸シーンから始まり、ナンセンスなギャグにド派手な乱闘と相変わらず最後まで独特な三池×クドカンワールドを披露してくれた。タイトルが『FINAL』となっているが、原作はまだ連載中なので恐らく映画オリジナルのストーリーとなっている。 今作の主なポイントは個人的に2つあり、まず挙げられるのが「岩城滉一演じる轟周宝の息子・烈雄の登場」である。前作では本田翼演じる娘・迦蓮が登場したが、今作では次期会長とされる息子を鈴木亮平が演じる。今年公開の映画『孤狼の血 LEVELII』で凶悪なヤクザを演じていただけにキャスト発表時は「え、今年またヤクザやるの(笑)」と驚いたが、イタリア語を披露したり戦闘シーンでは白目を剝きながら電流を浴びたりと『孤狼の血』ばりの狂気とカリスマ的な豪快さを見事に演じていた。 次に「潜入捜査官の終了=日浦との決別」である。烈雄との一騎打ちを経て遂に玲二は轟周宝を逮捕する事になるのだが、それはつまり「今まで隠してきた自身の本当の身分を明かす」という事になる。シリーズを通して共に活躍してきた兄貴分・堤真一演じる日浦との別れでもあり、作中では「潜入捜査官でありながら、兄弟分を裏切る」という玲二の苦悩が随所に描かれている。特に、物語終盤で玲二の正体を知り怒りとも悲しみともつかない感情抱く日浦と、その日浦の思いを察して涙する玲二の姿がとても切ない。 とてつもないデカさの燃えるボールで人間ボーリングをしたりあり得ないデカさのマンタが出てきたりとCG全開なシーンも多くあるが、そもそも原作がギャグ漫画なのでそこはあまり気にしない事にした。シリーズの集大成という事で、過去二作からナイナイ岡村と菜々緒が再登場するが、上地雄輔が何の説明もなくメインキャストからいなくなっていたのは少し残念だった。轟周宝を逮捕した事で玲二は警察官に復職した為、映画にありがちな「最後って言っちゃったけどもう一回続編作っちゃいました」という展開は恐らくないと思われる。何はともあれ、この「土竜の唄」シリーズに携わった皆様、7年間お疲れ様でした。

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