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ビルド・ア・ガール
2021年10月22日公開

ビルド・ア・ガール

HOW TO BUILD A GIRL

R15+1052021年10月22日公開

bakeneko

5.0

ネタバレジョアンナって韻を踏み難い名前なんだ!

英国の名コラムニスト兼小説家のキャトリン・モランが2014年に発表した自伝的小説『How to Build a Girl』をビーニー・フェルドスタイン主演で映画化したもので、英国の地方都市の労働者階級から文筆力で頭角を現してゆく女の子の奮闘を1990年代の風俗や音楽業界を活写しながら映し出してゆきます。 1993年のイングランドのウルヴァーハンプトン。アイルランド人の元ドラマーの父親&育児に明け暮れる母親&沢山のきょうだいと共に暮らしている16歳のジョアンナ・モリガン(ビーニー・フェルドスタイン)は夢見がちな女の子で、外見は冴えないけれど作文では度々入賞する才能を発揮していた。文筆で身を立てる夢を叶えるべく音楽情報誌「D&ME」へコラムを送ったジョアンナは熱意を買われて仮採用となり、ロックスターのジョン(アルフィー・アレン)の取材を任されるが、ジョンの孤独な心中に惹かれたジョアンナは彼に陶酔したコラムを書いて編集部の失笑を買ってしまう。それではと言うことで今度は超毒舌コラムを書くとこれが大受けして、一躍彼女は人気コラムニストとなるが…という奮闘譚で、上昇と墜落を経験して大人になってゆく女の子をユーモアとペーソスを交えて活写してゆきます。 英国名物の― 都市と地方の格差 階級差社会(労働者層と中産階級異常との軋轢) イングランドとアイルランド人の文化風俗的相違 も生き生きと映し出されていますし、 学校で習う作文は韻や形式を重視するかなり難易度が高い英文であることも判ります。 更に、ヒロインが私淑する女性有名人の写真(ブロンテ姉妹、エリザベス・テイラー、ジュリー・アンドリュース、ビューク)も英国趣味満載で、実物と全然似ていないところでも笑わせてくれます。 カリフォルニア出身なのに、しっかり英国労働者階級訛りを習得している ぽっちゃり系の快活美人女優:ビーニー・フェルドスタインの奮闘と奇抜なファッションに元気を貰えるヒロイン飛翔編で、一家が飼っているワンちゃんたちも可愛いですよ♡ ねたばれ? 本作を観て、「おそ松くん 第12話 売れっ子小説家イヤミ大先生」を連想した人は手を挙げて!

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