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キャッシュトラック (2021)

WRATH OF MAN

監督
ガイ・リッチー
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3.69 / 評価:569件

突っ込みどころ満載。設定に難が多すぎ

主人公である、ジェイソン・ステイサムの立ち位置がほんのりとしかわからない予告のせいで、ここまでのぶっ飛んだ設定とは思っていなかった。
見終わって、主人公の設定をあらすじも込みで文章で書くと、こうなる。
「現金輸送車を襲った集団に息子を殺されたのは、FBIも目をつけているギャング組織のボス。その彼が、息子の敵を取ろうと、組織まで使って強引に探そうとするが結局見つからず、警備会社の内部犯行を疑って身分を偽って潜入。そしたら、その警備会社も自作自演で襲撃を繰り返していることが発覚。ブラックフライデーの日の襲撃計画には、教官だった男が内通者で参加。そのグループの中に目指す息子の敵がいたので始末した」
こんなうまい事行く話があるはずがない。特に「そして誰もいなくなった」設定は、見飽きているし、息子を殺した犯人がそこまで強いとは思えない。狡猾に立ち回っていき残っただけの彼が、それなりの制裁を食らうのは当然なのだが、それでも、無理矢理押し込めたようなクロージングは少しいただけない。
冒頭で襲われる現金輸送車のシーンは、のちに2回、計三回見させられることになるわけだが、輸送車カメラ、まだ当時はボスの立ち位置だったステイサムサイド、そしてギャング目線で事の顛末がわかる設定になっており、「ああ、あれはそういうことだったのね」という伏線効果も味わえる。
主役のHがギャングのボスだった、という設定は、中盤で明らかになっていくのだが、途中で、冷徹に一撃で別組織の連中をしとめていくあたりは、怖さを内包していて凄みがあった。
設定の瑕疵という点では、警備会社のザルぶりには閉口する。たとえば、あのゲート。本来ありえない異常な車重を検知できていない(荷台に人が忍び込める)ところが、今回の襲撃に悪用されているわけだが、ソレが無理でも、X線などでチェックすることも可能だったはず。大仰に門番を設定していても、そうしたセキュリティに甘さを感じてしまうあたりに突っ込む余地はあった。
なんといっても、捜査の過程で警備会社に行ってみれば、目指すマフィアのボスがそこに居る!色めき立つどころか、泳がせるなんて、度量の大きいFBIさんもいるもんだ。この設定もありえるかといわれると、どうにも納得いきにくい。
ガンアクションは見ごたえあるし、肉弾戦もそれなりにある。だけども、無理やりすぎる設定の数々がツッコミ待ちになっているところは減点せざるを得ない。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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