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最後の決闘裁判 (2021)

THE LAST DUEL

監督
リドリー・スコット
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  • みたログ 887

4.06 / 評価:754件

男性視点の美談と女性視点の真実

  • からかす さん
  • 2021年10月17日 1時19分
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

女性が男性の所有物であり
見栄と欲望のために消費されてきた時代において
初めて”財産”であった女性が意思を持った”人間”となった
原初のウーマンエンパワーメント映画となっている。
何よりこれまで男性の口で語られてきた美談を
女性の口で真実として語り直すという構成が絶妙である。

演出的に見事だと思うのは特に
第二幕における男性目線での”戯れ”とほぼ同じ構図で
凶行を描くことで
いかに男性目線における都合の良さで
女性の在り方を形作ってきたかを映像的に端的に表現する見事な演出だと思う。

役者陣も見事で
表情の演技だけで男性視点・女性視点を表現するジョディカマー
傲岸不遜で確かに側にいて欲しくない男を演じるマットデイモン
女に強欲だが一片の誠実さを持っていそうな優男アダムドライバー素晴らしい。
特に褒めたいのはベンアフレックで
享楽的で誰の目から見ても明らかに悪な男を演じているけど
やっぱりベンアフレックは自分がどう見えるか、までを計算して
この役を当て込んできたなというくらいバッチリ。

但し、もちろんこれは脚本の構成上仕方のないこととはいえ
3人の語り部によって同じ話を3回語るという構成によって
どうしても長さも感じてしまう。
実際153分と長いしね。
加えてこれも物語のトーンからして意図的だろうとは思うものの
全編通して薄暗すぎてこの長尺を見続けるのがしんどい。
もう少しタイトに語れなかったかなあというのが勿体無い部分。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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