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4.0点
何しろ引き込まれます。時間が短いぐらい。阿部サダヲの瞳にはカラコンでも入ってるんじゃないかと思うぐらい、黒く、何も映さない暗闇な瞳に見えてしまいました。 映画としては、曖昧なラストでスカッと終わりませんが、阿部サダヲと相手の松本健史の演技が素晴らしい。 精神的な病気の男が、殺した24人のうち、自分の殺人への美学、こだわりとは異なる殺人事件は自分が犯した殺人ではないと松本健史に相談する。 人間、何にどのようにこだわるか。。。その心意気は、職人のそれと通じるものがある。 面白いと言うよりは、阿部サダヲの演技にみんな引き込まれる映画でした。 流浪の月よりは、はるかに見る価値ありと感じました。
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