あらすじ・解説
東京で挫折した永峯明日香(比嘉愛未)は、酒蔵を営む広島の実家に戻ってくる。彼女には家業を継ぐ気はなかったが、先祖にあたる三浦仙三郎(中村俊介)の手記を読み、彼が明治初期に苦労をして酒造りに挑んだことを知る。百回試して千回改めるという意味の「百試千改」という仙三郎の言葉に明日香が惹(ひ)かれていたところ、父親が倒れ、彼女は新酒造りを引き継ぐ。
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予告編・動画
作品レビュー(4件)
- mai********
4.0点
単純に日本史の授業で登場するような歴史上の人物に焦点を当てるような作品も良いですし『大河への道』のようにその人物の周囲にいることで焦点が当たらなかった人たちの事を描く作品もまた良いですが この作品のようにお酒の歴史という事で 広島での酒造りの歴史を教えつつ、ヒロインが改めて酒造りと向き合っていく姿を素敵に描いてくれるような作品は大切にされて良いと思う。 いわゆる『まち映画』の空気を持ちつつも 先人たちの努力(途方もない回数の試作し改善する作業)を 今の時代はテクノロジーがサポートしてくれるわけですが だとしても酒を造ろうとする人たちの思いは当時の彼らとそんなに変わるものではないだろうと。 簡単に入れる世界ではないだろうとは思うし 地域地域の酒造りはそれを購入してくれる人が どれだけいるかの問題もあるだろう。 だからその道を選ぶことは簡単じゃないけれど だからこそ道を探している人に向けて こういう作品が道を指し示すこともあるんじゃないかなと思います。 2022年6月5日前橋シネマハウスで鑑賞
- uss********
4.0点
広島産の醸造酒の歴史が解る良い映画です。 地元以外は上映館が少ないのが残念です。
- cnl********
5.0点
感動する話の映画、映像は美しい。
- mac********
4.0点
広島先行上映で鑑賞。 安芸津の酒蔵を舞台にした作品で地理的要素、方言、関連する企業等ほとんど完璧でした。 そもそも監督が広島出身で比嘉愛実は沖縄だが共演の戸田奈緒や山口良一など広島出身者が多い配役が違和感なく広島らしい映画にしています。 同じく広島(西条)を舞台にした「恋のしずく」が山あいの町の西条が海辺の町であるような描かれ方をされたりして地理的要素を無視したような映画であるのに対し、広島人にとっては入り込みやすい作品です。 隣県の島根県西部(石見)を舞台にしたいい映画の「高瀬川」が先行上映のあとコロナ禍で結局全国上映できなかったので、この作品はぜひ全国上映されるように願っています。
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