2022年1月28日公開

名付けようのない踊り

1142022年1月28日公開
名付けようのない踊り
3.5

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(10件)


  • tk

    2.0

    ネタバレ映画ではなく、紹介映像と思えば★★★

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • geo********

    1.0

    分からない!

    田中さんという方は、ダンサーとして素晴らしい方なのだろう。 それは評判とか、他の人の評価から分かる。 しかし、この映画は醜悪・怪奇しか感じなかった。 本当に醜悪である。 箇条書きで正直な感想を書く。 1.踊りの場面が全く動きがなく、これがダンス?と始終感じた。 2.汚い衣装、あるいは裸体で、寝転がり腕を上げるだけ。こんな場面があっても良いがすべての映像に動きがなく醜悪。 3.極端に言えば「浮浪者が酔っ払って奇怪な動作をしているだけ」としか思えない。編集の問題だろう。 4.「あー凄いな!」という場面が全くない。むしろ「あー、恥ずかしい!」しか感じなかった。 5.「内面で踊っている、あなたもそうしなさい」と言ったって普通の人には何やらさっぱり分からない。何も分からない大多数の人にも「これは凄い!」とダイレクトに伝わるものが無ければ「ただの自己満足」だろう。 これはぜひ作り直して欲しい内容と感ずる。 そうでなければこの方が世界中から誤解されたままになる予感がする。

  • jis********

    2.0

    ネタバレ監督の力量の問題

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • nn1********

    5.0

    一口寸評

    舞踊家田中泯は、57歳の時『たそがれ清兵衛』(02 山田洋次)で映画に初出演した。 当時、彼の演技を越えた強烈な存在感に驚いた記憶がある。 それまで彼の踊りは見たことがなかった。 本作は、縁の深い犬童監督が2017年から2年間、彼の活動を追ったドキュメンタリー。 78年パリで海外デビュー、全裸の独舞が高く評価され、その後各国で公演。 アニメによる彼の原風景も映し出される。 40歳からは、山梨で身体作りを兼ねて農業を営む。 だから77歳の今も贅肉一つなく、ダンスにはキレがある。 彼の‘場踊り’は、その場所での一回限りのパフォーマンス。 観客は彼の肉体を通して心のダンスを踊る、のだ。 タイトルは、フランスの著名な思想家ロジェ・カイヨワが、彼のダンスを見て評した言葉。 アメリカの小説家でオピニオンリーダーでもあったスーザン・ソンタグとの交流もあった。 二人は、我々の若い頃には思想の先鋭的存在だった。 彼らがこれほど評価していたとは。知れば知るほど田中泯は凄い人だ。 映画などでその存在が気になったら、ぜひ見るべし。映像も美しい。 評価は、4.5★。

  • ローラー

    5.0

    あらためて、田中泯はダンサーである

    ダンサー田中泯という名前を知ったのは1980年代、即興演奏家たちとのコラボレーションでした。 それがいつからか田中泯の名前を映画やドラマのクレジットで見聞きするようになり、今では世間一般に俳優、田中泯として知られているように思います。 そこに、この映像作品が来ました。 田中泯はダンサーであることを改めて認識させる、濃い映像体験でした。 この映像を見て、泯さんがなぜ踊るのか、なぜ山梨の人里離れた農村で農業主体の生活をしているのか、少しわかった気がします。 泯さんはダンスのために身体を作ることはせず、日々農作業をする暮らしの中でできた身体で踊る。 そのことが泯さんの在り方を端的に表していると思いました。 自然を構成する要素である生命体として存在する自分を、冷静に客観的に見つめているのでしょう。 泯さんの師である土方巽の言葉にも泯さんのポリシーを感じることができます。 表現の仕方は違っていたかも知れませんが、 「大昔から今まで生きた多くの人間がいるのだから、「私」や「個性」なんて誰かがとっくにやったことに過ぎない」 というようなことでした。 泯さんの子供の頃の記憶が、独特なアニメーションで描かれ、泯さん自身が語る場面がたくさん出てきます。 これが効果的で印象的でした。 ここで語られている幼少期の記憶、体験が現在の泯さんの血となり肉となっていることが強く伝わりました。 まだ日本ではキワモノ扱いを受けていた1970年代後半〜’80年代、フランス他ヨーロッパで好意的に受け止めらたことは泯さんを大いに勇気づけ、自信をつけたのでしょうね。 踊りに対する信念、取り組み方のストイックさ、自然やその場と一体化した踊り、観客をも踊りを構成する要素とし、上から目線にならず、自然や見ている人たちと、フラットな立ち位置にいること。 田中泯さんの良き理解者である犬童監督による映像だからでしょう、それらがはっきりとわかりやすく記録されていて、観る側にスーッと入ってきました。 良質なドキュメンタリーでした。 泯さんも自分が主役の映像としてきっと納得しているのではないでしょうか。

  • cas********

    4.0

    突き詰めた人の凄み

    農作業で身体を作り、場に合わせて毎回違う踊りをする。 この人の独特な表現は合わない人もいるだろうけど、「突き詰めた人の凄み」は観た人全員に伝わると思う。 たまに映画で拝見する以外のことは全然しらなかったので、初期のよりアバンギャルドな活動についての邂逅も面白かった。 あとアニメが山村浩二ってのは組み合わせとして最高ですねー。 大友さんとの共演をもう少し長く見たかったな。( ゚д゚)ハッ! だれか大友さんのドキュメンタリーも撮ってよ。 タイトル回収にぐっときました。

  • ron********

    4.0

    いやぁ。。。格好いい

    1966年にソロダンスをスタート、1978 年にパリで海外デビューを果たして以来、世界中でダンスを披露してきた田中泯。 その公演歴は76歳となる現在までに3000 回を超える。 そのどんなジャンルにも属さない田中泯の<場踊り>と人生哲学に迫ったドキュメンタリー。 2002年の「たそがれ清兵衛」の出演を機に「メゾン・ド・ヒミコ」(05)へとつながり、親交を深めてきた犬童一心監督が、2017年8月から2019年11月まで、ポルトガル、パリ、東京、福島、広島、愛媛などを巡りながら撮影した。 田中が40歳の時に「野良仕事」で身体を作ると決心して開墾した富士山麓の暮らしも収められている。 田中自身が「私のこども」と呼ぶ子供時代の記憶を、「頭山」でアカデミー賞にノミネートされた山村浩二がアニメーションとして表現。 田中泯の著書などから犬童が脚本を書き、田中自身が行ったナレーションが<踊り>と一体化して、映画そのものに心地よいリズムを与えている。 出演は他に、「始まりも終わりもない」の石原淋、「全員切腹」などの中村達也、「ノイズ」などの大友良英など。 監督・脚本・エグゼクティブプロデューサーに犬童一心。 音楽は「水上のフライト」などの上野耕路。 音楽監督はZakyumiko。 2021年作品 日本映画 配給はハピネットファントム・スタジオ 上映時間114分 私、田中泯大先生のファンです。 と言っても、スケジュールを追いかけるほどではありません。 山田洋次監督の「たそがれ清兵衛」を観た時、この人の演技の虜になりました。 この人が出ている映画は、全て劇場で観ております。 嘘です。 全てではありません。。。未公開の韓国映画だけ観てません。 もちろんテレビドラマも観てますが、全てではありません。。。 でも、知ると必ず観てます。 今まで、本職のダンスは、YouTubeであるだけものものを観まくった。 今作が公開されると知った時から、ずっと楽しみにしていた作品。 ちなみに私は、舞踏というものにあまり興味がありません。 良さがわかりません。 悪さもわかりません。 田中泯大先生だから、観るのです。 いやぁ。。。格好いい。 この方の踊りは、踊りというより、魂だったり、生命だったり、肉体だったり、そういうもの舞踏という動きなのでしょうか。 なんかとても尊い感じがします。 まるで神のように見えます。 思わず、手を合わせて観てしまいます。 「“踊り”というものは、映像には映せない。場踊りはその場を共有していないと到底面白くないと思っていた」 と田中泯さんは言っていた。 まさにその通りだと感じた。 それに「踊る者と見ている者の間に踊りというものがある」 みたいな事を言ってはりました。 他にも、心に刺さるお言葉がいっぱい。。。 ああ、ありがたや。 少年期のアニメパートもとても素晴らしい。 本当に、至福の時間だった。 好きなことにまっすぐ向き合うということは、最高の幸せですね。 そこに存在しているお姿は唯一無二の魅力的すぎる奇跡の人です。 やっぱり、田中泯大先生、格好いい。 格好良すぎる。 ■興行収入予想 興行的には、現段階では上映館数17館と少ない。 1月28日(金)からの公開。 同日の公開作品は今作の他、「バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ」、「ノイズ」、「殺すな」、「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」、「アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行!」、「前科者」など。 ドキュメンタリー、しかも一人に人物にスポット当てたものなので大きなヒットに繋がるのは難しいですかね。 ミニシアターランキングでは上位に入って欲しいです。 初登場圏外スタートと予想。 最終興行収入は2,800万円くらいか。 星4つ(5点満点) ★★★★

  • mat********

    5.0

    見てくれ、としか言えないのよ。

    一人のダンサーの半生を追いかける。そのこと自体が稀有な企画である。正直言って主役が田中泯さんでなかったら、私も見に行っていないと思う。 ただ、彼の演技の裏打ちとなることを知りたくて座ったのだが……序章ともいえる「始まりの踊り」で彼の魅力にメロメロになる。恍惚とした表情、何かを求めている仕草、そして、愉悦に満ち満ちている肢体。一寸たりともスクリーンから目が離せないなんて、今までの幾百の映画の中でも特別な体験だった。 もちろん、そこは映画である。彼の演じたいものだけではなく、監督が考えうる、「ダンサー・田中泯」を色付けしていく。時に彼の演技を引き立てることにもつながっているが、独自の解釈は、我々がこの俳優であり、ダンサーであり、一介の農夫を理解するのに邪魔にならないか、と思うところもあったりする。 しかし、そう言ったマイナスなところが「名付けようのない踊り」ですべて雲散霧消していく。そこにあるのは魂の叫びであり、しかし叫んではおらず、ただ表現するだけ。時に激しく、時にスローモーションになり、動かないことすら踊りになる。場踊りという手法を見た時に、我々は踊ってはいないけれど、自分の表現したいものがそこに現れた時に、普段と違う行動をすることと全く同じではないか、とはっとさせられた。 私自身は、「HOKUSAI」で見せた、あの、青を手に入れた時の表現力がダンサー・田中泯の真骨頂だと思っていたわけだが、彼の踊りには嘘がない。だから、見るものを魅了するし、言葉の壁をやすやすと越えていったのだろう。 ストーリーも、何もない。なんだったら、「無」ですらある。だからこそ、スクリーンに対峙して、打ちひしがれてもらいたい。

  • ta7********

    4.0

    土方は「死」田中は「生」、この違いが肝要

    彼のステージを見に行きたいと思うか? と言われればNOかな、しかし犬童監督のもとで仕上げられた本作は十分に面白い。溌剌とした音楽が躍動し創作ダンスと言う曖昧模糊とした対象を少しずつ明らかにしてゆく。田中氏が踊る際にはうっすらと目を開けるのみで、カッと見開くシーンは本作を見る限りではない。恍惚と内面に入り込みトランス状態で踊るわけだから仕方ないでしょうが、目を開けばその心持が丸見えになってしまうからとしか言いようがない、演技ではないのだから。  著名な土方巽との出会いと教えを得て、ほとんど全裸でのパフーマンスにて一世を風靡と示されるが、本人が一番恥ずかしかったと仰るのが印象深い。仮に思う、土方なり暗黒舞踏なりには「死」の匂いが漂うが、田中のそれには死より「生」が遥かに強い、だから恥ずかしかったのでしょうか。観客との間に踊りは生まれるとも言う、農耕と言う生産作業を通じ自然な肉体を作り上げる姿には生への希求がひしひしと伝わる。  ただ、そうは言ってもキャップを被り、ほつれた半ズボンなり、ボロボロの和服なりで踊る姿に漲る生命力はほとばしらず、肉体のうねりの見られる裸が一番と強く思う。それにしても日本のステージを支えるのが大方ご婦人ってのが困った現象と常々思うけれど、なんとフランスにおいても観客の大半がご婦人ってのには驚いた。芸術の都においても男はいったい何をしているのか?  そして本作を佳作の域に持ち上げているのが、映像を補完するためのアニメーションの圧巻の素晴らしさにある。か細い線画に淡い色彩の情感たっぷりの絵が今に及ぼす少年期の記憶を明らかに謳う。名付けようがないってのは、言い換えれば分けが分からないに等しいけれど、ただただ摩訶不思議なエネルギーだけは感ずるから生き残れているわけで。ひょっとすると観客の前で踊って最も幸せなのはご本人なのでしょうね。

  • Idz

    4.0

    生と死、無と存在

    圧倒された。 70年代に踊りを観て衝撃を受けた。 命をかけた踊りに相応しい言葉が見つからない。 プライドを持ち帰れ。

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