あらすじ・解説
「フランスを救え」と言う神の声に導かれ、王位継承権をめぐるイギリスとの百年戦争に身を投じたジャンヌ・ダルク(リーズ・ルプラ・プリュドム)。神と愛、罪と福音と祈りとを説きながら、フランス王の軍隊を率いる彼女だったが、その力に対して軍内部は反感を抱くようになる。やがてジャンヌはイギリス側に捕らえられ、異端審問を受ける。尋問する男たちに、時に叫び、時に沈黙するジャンヌ。過酷な状況に置かれながらも、彼女は神から下された使命を全うしようとする。
シネマトゥデイ(外部リンク)
予告編・動画
作品レビュー(4件)
- tah********
4.0点
ネタバレ「ジャネット」より楽しめた
このレビューにはネタバレが含まれています。 - Rinkey
1.0点
映像はクリアだが、場の設定に違和感を感じるし、延々と映し出すジャンヌの姿や、大げさなセリフの言い回し、すべてがつまらなく、見ていて退屈を覚える数少ない映画だった。鑑賞に値しないものだ。
- ********
4.0点
2019年。ブリュノ・デュモン監督。ジャンヌ・ダルクを描く二部作の後編。前編にあった「破滅的」な音楽とダンスがすっかり鳴りを潜め、ジャンヌをめぐる男たちの、既存の教会制度を守ろうとする言葉が続く。ジャンヌも言葉で抵抗するが、多方面から責め立てる男たちの言葉は大きく、ジャンヌは追い込まれていく。 相変わらず砂の多い丘のような風景と巨大な教会の内部が舞台。男たちの卑劣さに対してジャンヌの純粋さが際立つ。
- 高橋 延治
4.0点
世界一有名な女性闘士の物語だが、心の動きを含めて、その一生を舞台のようなセリフ回しだけで描いた快作。なぜ立ち上がったのか・・神の声を聴いたから、の有名なくだりも、独白のように本人が語っていて、難解なところもあるが、じっくり聞いて(読んで)みればそれなりに納得。 (フランス語が解れば・・と少し悔しい。) 前半(ジャネット)のほうは、その背景説明をしながら、兵士として立ち上がるまでなので、まるで宗教書か哲学書を読んでいるようで、少し冗長かな・・と感じた。 後半(ジャンヌ)は、(平和のために)イギリスに占領されることを選んだフランス国王の日和見具合と、占領した側のイギリス教会の理不尽さが描かれていて、それなりにドラマになっている。 ジャンヌのせりふに、「神の言うことには絶対に従うが、教会の言うことには従えない」・・とあるが、当時の教会が「神の名を借りたただの権力亡者」だったことが良く解る。解ってる結末だがラスト5分で溢れた涙は、悔し涙だったと思う。 どちらか一方を見るならば後半の「ジャンヌ」の方をお勧めする。
スタッフ・キャスト
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