上映中

マイスモールランド

1142022年5月6日公開
マイスモールランド
4.2

/ 156

46%
34%
14%
4%
2%
作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(51件)


  • gte********

    4.0

    ヒロインが美し過ぎて

    クルド人問題を昔ちょっと調べたりしたことがあって、関心を持って観ました。映画の最後ではあくまでフィクションだと断っているものの、モデルになった家族は存在します。当時、メディアでも大きく扱われました。  大筋は事実と付合しますし、それ以上に具体的で生々しい家族の生活が描かれ、否が応でも観ている私たちの胸を打ちます。高校生の少女には余りに過酷な運命です。  それにしても主人公のクルド人を演じた嵐さんが余りに美しくて。正直なところ、絵画か彫刻のような芸術作品でも見ているようで見惚れてしまいました。反省。

  • sbc********

    5.0

    観てほしい

    近くのシネコンでは上映が無く50分程遠出して鑑賞してまいりました。是枝監督の意志を引き継ぐ作品です。 上映館が少ないので多くの方に観てほしい。

  • kod********

    5.0

    キネマ旬報の今年のベストテンに入っても良い映画だ。

    まだ5月で早いけど、現時点でキネマ旬報の今年のベストテンに入れても良い作品だと思う。前期には必ず入るな。年間ではどうなるなわからないけど。MOVIX川口で見たけど、実際に映画館の近くの川口市や蕨市にたくさんクルドの人がいて生活しているとのこと、埼玉県から他県に出ては駄目なんて、まさにあの映画だな。ウクライナ人は移動自由なのに、同じ避難民なのにおかしいな。どうなっているんだろう?この映画は、ノンフィクション、ドキュメンタリーに近いよな。NHKがBSでやったのも、うなずけるな。とにかく作品としては良かったです。

  • ooi********

    5.0

    彼女が一体何をした?

    埼玉県在住のクルド人一家に突如下った難民申請不認可の通達。日本での在留資格を失うことを意味するこの決定により、その日から県外への外出も就労も禁じられた(「仮放免」と呼ばれる、収監されない代わりにあらゆる公的サービスを受けられない生殺しのような措置)一家の受難。 小中高と日本の学校に通い、大学進学も目指している長女サーリャの視線を通して、日本という国の不寛容さと排他性を浮き彫りにしながら、この国の住民として普通に生きていこうとしているだけの彼女たちの差し迫った日常を描いた本作。 一家を支えつつ、自分の夢に向かって努力を続けていたサーリャ。そんな彼女に特段の悪意を持った日本人は1人も登場しない。そこにいるのは1%の理解者と、99%の悪気なく彼女たちの居心地を悪くする老若男女。 これが長編映画デビューとなる川和田監督は、この問題を題材にしながらも、家族と共に日本に身を寄せるクルド人高校生サーリャの身に起こった日常として描き切ることで、社会問題を扱った作品以前に人間ドラマとして成立させている。 同じ境遇の同胞としか付き合えない父親とは異なる、子供たちのこの国での生活。サーリャは仲良しのクラスメートと過ごし、クルド人と地域住民の仲介役を果たし、亡き母の代わりに弟妹の世話もしながらバイトで学費を稼ぐ日々。劇中で親友が吐く「私も色々あるんだよ」という一言の軽さが、観客にも跳ね返る。 これが映画初出演となる、サーリャを演じた嵐莉菜ちゃんの存在感が本作の世界観を支えている。彼女が淡い恋心を抱く、真っ直ぐで偏見のない聡太(奥平大兼)との交流が、救いようのないお話の中で一服の清涼剤のように効いてもいる。ありがちなエピソードの積み重ねを、そう感じさせない鮮度を保つ演出とカメラワークで魅せる。 全てが八方塞がりの中で、父が下す決断と娘の覚悟。 監督も出演者も、海外にもルーツを持つ人たちだからなのか。クライマックスの父と娘のやりとりが胸に迫る。そしてラストショットが物語る彼女の決意。サーリャに明るい明日が訪れる事を願わずにはいられない。 戦火を逃れたウクライナの人々を受け入れると表明する一方で、長年にわたり進展しないこの問題。外ヅラと内ヅラを使い分けているかのような国の姿勢に嫌気が差す。 日本の難民認定者数が少ない問題について改めてネットで調べてみると、目にするのは感情的な論調の支援弁護士の主張と、心の籠らない国側のお役所答弁ばかり。説明不足で統一感のない数字は情報の誠実さを毀損し、この問題に後ろ向きな国の姿勢を糾弾する事例も論理性と説得力に欠ける。UNHCRのサイトですら、どこか親身になっていない気がするのは私だけ? この映画を観終わった後だと余計にじれったさを感じてしまった。

  • mrt********

    4.0

    ドラマとしても面白い

    厳密には、これはドキュメンタリーではなく、取材に基づく物語の再構築、つまりフィクションなのですが、 実際にこのようなことは十分に起こりえる、すなわち過度な脚色はしていないと、私は理解しました。 私は、新宿ピカデリーで日曜の夜に鑑賞してきました。公開から2週間半ほど経つのに、すごい観客の入りですね。新宿ピカデリーの5番スクリーンは、調べたら157席あるようですが、その半分くらいは埋まっていました。この人気はどこから来るのか…。 マイスモールランド。まさに高校3年生の女の子の小さな世界が、ビザの失効によって危うい状況に追い込まれます。 クルド人難民の話は、たまにニュース等で聞きますが、その実態はほとんど知られていないですよね。そして、日本の難民受け入れ人数が先進国の中で極端に少ない事実も、あまりクローズアップされることはありません。 映画の記事を読んで知ったのですが、この物語の主人公、お父さん、妹、弟は、実際にも家族なのだそうです。4人とも別々にオーディションを受け、たまたまみんな採用されたのだとか。そんなことあるんですね。 話の本筋とは関係ありませんが、主人公役の嵐莉菜さんは、実際に埼玉県出身なのだそうです。

  • bar********

    3.0

    嵐莉菜さんに釘付けでした

    とにかく今や日本の片隅に生きているだけで様々な問題が浮かび上がる破綻の国・日本。かつての繁栄もここ20年くらいで地の底に沈み、入管問題も今まさにそこにある危機的問題。 そんな中、ハーフモデルで充分な活躍ができそうな高校生の女の子が普通に進学に悩み、共同体で生き、恋をする。ただ彼女はクルド難民の子だった。 ごく普通の家族がなんの説明もなく、いわば日本のよくわからない「入管」に引き裂かれます。この映画はこの問題の「なぜ」に突っ込んではいきません。「クルド」もくどくど説明はしません。是枝作品と同じく、状況を、いわば普通の女の子の悩みとして捉えます。もうちっと弁護士がんばれ、と思わざるを得ませんが、まあそんなもんでしょう。しかし、いかんせん背負うものが大きい。 1時間くらいすると「誰も知らない」的な暮らしになり、逆に一瞬妹さんが少し解放されたかのような態度になるのだけど、本作品は割とその隔絶された世界での描写が是枝作品ほどあざとくなく、実直過ぎる感じがある。固い、というか。ただ、ぽっかり理不尽の中心にある「日本の入管」だけがブラックホールのように横たわる。そしてなんの確証もないが、父親が強制送還されればまるで恩赦のように子供にビザがでるという。。なんたる理不尽。しかしその理不尽に従わないと生きてはいけない。まるで現代の楢山節考。もっと問題になればいい。 ただ、一言だけ言えるのは、とにかく主演の嵐莉菜さんに釘付けだった、ということ。弱さと強さと大人と子どもの両方の魅力で、俯いた姿からのラストカットの眼差しは、予想を超える神々しさがありました。

  • wil********

    5.0

    愛と不条理とアイデンティティ

    父の愛が悲しい ネタバレになるので書かないが、泣いてしまった。 難民申請?不受理だと人権を奪うような仕打ちが来るんですね。 働けないし、移動の自由もないし、教育を受ける権利すらなくなる。 主人公の弟が自分を「宇宙人」と言う悲しさ クルド人でも日本人でもない・・ 幼い頃に日本に来た主人公と父だけがクルドの言葉を話し、 妹・弟はその言葉さえ理解できない。 父と兄弟との間で自分のアイデンティティの悩みも打ち明けられない あまりにも救いようのない話ではあるが、 すごく心に残る作品でした。

  • nn1********

    4.0

    一口寸評

    今年3月、NHK-BSで先行放映されていたことは後で知った。 是枝監督に師事した30歳のハーフ女性の処女作。 日本の難民認定制度について問題提起した姿勢は大いに評価するも、映画的にはいささか凡庸だった。 埼玉に住む在日クルド人(全国で約2000人)の女子高生サーリャ(嵐莉菜)と父・妹・弟(実際の父親姉弟だそう)は、在留資格を突然取り消され生活が不自由に。 サーリャがアルバイト先の高校生聡太(奥平大兼)と仲良くなった矢先、父が入管施設に拘束されてしまう…。 サーシャ役の嵐はモデルで映画初主演。父にクルドの血が流れている。 脇に池脇千鶴、平泉成、藤井隆などベテランを配すも、演出が拙くて少し残念。 とはいえ、不条理な現実を伝えるという意味では立派に機能しているし、この事実は広く世間に知られて欲しいと思う。 TVでも再放映を望む。 同じく日本の移民難民の問題を扱った作品には、藤元明緒監督の『僕の帰る場所』(18)『海辺の彼女たち』(21)がある。 興味を持たれた方は、こちらも必見。

  • ddd********

    5.0

    難しい問題だ

    新しい学びもあり、ラブロマンス要素もあり、主役の娘も可愛くて、2時間が短く感じました。

  • kaz********

    5.0

    国際化を叫ぶだけの日本

    クルド人として生まれ、国では迫害され日本に逃げてきた難民が主人公の日常の話です。 クルド人の結婚式から始まる。なんとも幸せそうで楽しそうなシーン。あれ、シネコンの部屋を間違えたかなと思うぐらい、海外の雰囲気。 結婚式は終わり翌日、いかにも日本のアパートって感じの洗面所で身支度を整えるサーリャ(17歳)、そして埼玉の高校に通う。 彼女の将来の夢は小学校の先生、そのためにコンビニでバイトをしお金を貯めている。 バイト先で知り合った男の子と心を通わせ、いい雰囲気になる。 高校でも友達がいて、成績も優秀で推薦も得られそう、バイト先でもみんなから良くしてもらっている、順調でいたって平凡な高校生活。 そんな時、難民申請が不認定となり状況は一変する。 最近あった入国管理局でのスリランカ女性の死亡事件、「牛久」という映画でも題材になった日本の入国管理行政を巡る闇に通じる社会派のドラマで、本当に日本の入国管理行政に疑問を感じます。 この作品は、不法滞在者による不法就労問題を問いかけてます、本当に日本の島国根性というか、器の小ささをまざまざと見せられますが、やっぱり言葉の通じない相手は怖かったりします。私も器の小さい側の人間です。 サーリャを演じる嵐莉菜が好演、重くなりそうな話を青春ストーリーに昇華しています。 この子をもっと見ていたいです。

  • mat********

    2.0

    まぁ、そうだよね。

    サービスデーの為か昼すぎの上映でほぼ満席。主役の子は可愛いし演技もうまい。コンビニや解体業者のあるあるネタは面白かった。ストーリーは、普段外国人と接点のない人には目新しいかもしれないが、まぁ、そうだよねと言うような話が延々と続く。90分くらいだと良かったかも。外国人にしろ非正規雇用にしろホームレスにしろ、マイノリティーや社会的弱者(?)は常に被害者みたいな取り上げ方はもういいのでは。劇中のクルド人はイスラム教っぽかったのですが、ラーメンは食べて良いのかな?

  • mas********

    4.0

    いられる場所。

    あれれ?橋を渡った川口市の風景???ロケが埼玉と聞いていたが、近所だったのね! 聡太くんは赤羽の子なのかしら? 橋を渡れば、そこは東京でなく北区だよ!(苦笑)←「翔んで埼玉」でもね。 彼とのデートの河原、知っている風景だよ。 彼女の住んでいる家から「コモディイイダ」も見えたし。 クルド人問題。国家を持たない民族、ってことぐらいしか知らない。 映画観て、イスラム教なんだなーと思った。 パパが、身を挺して子供たちに在留資格を与えようとしているが、日本での生活を子供だけでどうにかなると思っているのだろうか? 長女のサーリャが生活費のために、売春めいた展開になりかけたパパ活にはらはらしたよ! 聡太くんママが池脇千鶴で驚いた。 クルド人仲間がサヘル・ローズ?と思っていたら彼女だった。 (彼女も壮絶な人生だよね。。。) 難民問題。 日本って受入下手じゃん。 入管で人が死ぬようなことがあったりするのに、ウクライナ問題では見栄張って、身内がいない人まで受け入れている。 コミュニティがしっかりしていれば、ある程度何とかなるかもしれないけど。 入管でひどい目にあっていたり、在留資格をもらえない方々がたくさんいるので、どう思うのかな。。。 「ブルーバイユー」では養子に出されてアメリカに何十年も住んでいて、書類に足りない点があるといって強制退去させられる人たちのことがエンドロールに流れていて。。。 世界には安心して居所を得られない方々にあふれている。

  • fpd********

    4.0

    クルド人難民問題について知る

    日本に住むクルド人一家の日常と難民問題を知るには、いい映画だった。申請が不認定となり、家族がどうなっていくのか、そして、自らのアイデンティティーに苦悩する姿が、とてもせつない。とても考えさせられる映画であった。主人公役の嵐莉菜さんのこれからが楽しみ。

  • kin********

    2.0

    美しい立ち姿

    嵐莉菜さんはスクリーンに登場するだけで存在感を発揮する、女優に生まれてきたような逸材と思います(少し褒めすぎ?)。日本人のほとんどが知らないクルド人難民問題を映画にしようとする姿勢は立派。開巻の森の結婚式は映像的で期待が膨らみましたが、それ以後はプライベートフィルムをだらだら見せられた気分でした。エピソードはいろいろあっても、劇になってません。これだったら、現状クルド人難民にはこんな問題があると、A4 3枚くらいのレポートにしたほうが意味があったと思います。  2時間の劇映画シナリオはペラ(200字詰め原稿用紙)250枚前後と言われますが、このシナリオはおそらく150枚くらい。あくまで私の印象ですが、それだけスカスカということです。  一例を挙げると、サーリャが聡太の家を訪ねる場面がありますが、そこで話される内容は観客がすでに知っていることだけ。聡太の母がどういうリアクションを見せるか、そこにドラマがある場合はそれもありですが、ふつうに優しく共感するだけで、何も問題は発展しない。演出は感覚でできても、シナリオはプロの綿密な計算がないと成立しません。  テーマの設定や基本的制作姿勢はとても立派なので、出来れば悪く言いたくないのですが、私も入場料を払った一人として言わせていただきます。シナリオ・演出は素人以下レベル。これでお金を取っては、やがて誰も日本映画を見なくなりますよ。本当は星1なんだけど、嵐さんに星1個おまけ。

  • lit********

    5.0

    立ち上がれない切なさ

    いい映画だ、フレッシュな若い男女、日本人の大人達、内容もスッと入ってくる。 日本の難民申請の難しさはニュースやネットで知っているつもりだったけれど、こんなにも泣いてしまうとは思ってなかった程、苦しくなる。共感、切なさと大人達側の人間である自分への不甲斐なさ。。 多くの日本人に今、見て欲しい。

  • habibtajjeb

    5.0

    ネタバレクルド人。

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • 富樫晴俊

    5.0

    本当に価値のある一本

    正直、クルド難民のことは、単語としてしか知りませんでした。 それを、この映画は、こんなにも分かりやすく、問題点を教えてくれます。 それは、日本の問題であることを。 この映画を、救いの無い題材という人もいますが、この映画を観れば、誰でも現状が間違っていることに気付かされます。 多くの人が観れば、それが声になり、世の中が変わるはずです。 すべてのセリフが、すべてのシーンが一切の無駄がなく、有機的に結びついていています。 映画としての完成度が素晴らしいです。 監督の情緒に流されない視点と演出が見事です。 音楽も素晴らしかった。 本年度の暫定ベスト1です。

  • あおぞらいっぱい

    4.0

    ネタバレ絶望感しかない

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • aii********

    5.0

    ネタバレ青春映画の王道として後年に残る作品

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • イゲ

    4.0

    観ていて辛くなる映画、本年度ベスト級!

    救いようの無い展開。 埼玉県に住むクルド人家族の苦悩を描いた作品。 長女の高校生サーリャを中心に進む展開。 サーリャ役の嵐莉菜さんが美しい。 日本とドイツのハーフのモデルの方だった。 勉強も出来て小学校の先生を目指すサーリャ。 コンビニでバイトして学費を稼ぐ中、家族が移民権を失いビザも失効される展開。 働く事も他県に移動する事も禁じられ八方塞がりな状況。 生活の為、働く父も違法で捕まり拘留されてしまう状況。 家賃も払えず最悪な状況が辛い。 そんな中、バイト仲間の美大を目指す聡太との恋愛ストーリーが同時進行。 辛い中、二人のちょっとした何気ない行動のシーンに心が休まった感じ。 家族の為に取った父親の選択が辛すぎた。 終盤、サーリャの弟がジオラマを作って遊ぶシーン。 石をそれぞれの家族に見立て、ジオラマに自分の好きな場所に石を置くシーンに泣かされた。 鑑賞前にクルドと移民の事を予習した方が良かったかも( ´∀`)

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